2024.05.15 Wednesday

居場所作りのための手芸

🪡「居場所作りのための手芸教室」🧵

これからの新しい活動に向けて歩き始めました。その軌跡をここに記録していこうと思っています。

 

5月7日

ぶらっと169ばんちさんのハンドツリー活動日、5月は新緑がテーマ!

フリーハンドで始めた新緑の季節の葉っぱたち。ここの場所にぴったりのいろんな形の葉っぱが生まれてます。

時々、簡単なおもちゃの作り方も紹介したり。

おしゃべりしながらアイディアが生まれ、褒め合いながら影響を受けながら、出来上がった時の達成感に元気が出る、そんな理想的な時間だったと思います。

強制ではないゆるい形の参加。ここにくれば楽しいことがあるから集まる、そしてこの場所のために自分の時間を提供する、そんな場所。

縫い合う時間、私が思い描ていた素敵な居場所の時間でした。

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4月26日

waiwaiスポットさん、作品が揃ってきました!

大津っこ祭りに向けてレジン、アニマルマスコットの数が着々と増えてます。

アニマルマスコット、私の想像を超えた作品が誕生して驚いてます。

クマのサンプルからフクロウやひよこやカッパが出来るなんて!個々の持つ見えない力を実感の時間です。

休憩の合間のゲームの時間の重要性も、職員の方からお話を伺い、いろいろ勉強になってます。次回は私もゲームに参加したいと思っています。

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4月3日

ぶらっと169ばんちさんの桜の花、全開!

今日はぶらっとさんのハンドツリーの活動日です。

けれど年度初めのせいか、午前中いらっしゃった方は宿主さんのさきこさん以外、お一人。その方も縫うことは辛いので見学、と言う形でした。

その方はその窓から見える鉢植えの花のお世話をされていて、アネモネなど、本当に綺麗に花が咲いていました。

「家では庭がないから花を植えられなくって、ここでやらさせてもらってるの。花は育てたぶん、ちゃんと応えてくれるから楽しいですよ」

と嬉しそうにおっしゃてました。

それはこの部屋にやってきた知らない方々を癒してくれる存在だったりします。

家の中も、いろんな方がいろんな時間に作られた桜の花がいっぱい咲いて、ぶらっとさんにも春が来ていました。

5つ作ったら一つ持って帰っていいよ、と言う約束で頑張って5つ作った新中学生もいました。

いろんな方がいろんな時間、形ででゆっくり関わっていける場所、それが居場所なんだなあと思いました。

ただ、運営されてるさき子さんのお話の中で、ご近所の方で最近お友達を亡くされたご高齢の女性の方をお誘いしてるけれど、お連れさんがいないと参加しずらい、これが自治会のイベントなら参加するんだけど、と言うことを聞きました。

そういう方がここでお友達を作ってくださるのが理想なんですけど、参加しづらいと言う気持ちも理解できます。なかなか難しい問題だなあとも思いました。

3月22日

若者支援waiwaiスポットさんで、アニマルマカロンストラップを作ってきました(大津っこ祭りの準備)

今回で3回目の参加です。

5月19日に出店する作品づくりの「アニマルマカロンストラップ」を一緒に作りました。

今回その場所に参加して思ったのは、みんながみんな、縫うことで楽しい、ということではなく苦手な方もいらっしゃる、そして好きな子はどんどんオリジナルなものを作っていくということ。

なので、居場所の中では、その境界線が本当に緩やかでないといけないなあと思いました。

今回は製作部員が私入れて3名。あとの方は他の業務。

そしてカードを使ったゲームの時間。

今回、作品を作ってくださった方のクオリティに驚きました。私では思いつかないような動物たちがたくさん誕生して、これからの作品づくりのヒントになるものがたくさん!

本当に素晴らしかった。

そして、若者支援の居場所を支える職員の方の大きく見守る存在も勉強になってます。

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 3月20日

ぶらっと169ばんちさんで新中学生と縫い合う時間

小学校を卒業して一足早い春休みを迎えた新中学生2人の女の子と桜を作りました。

家庭科は苦手だけど、楽しいと言ってた女の子と、また一緒に縫おうと約束して帰りました。

小学中学のお子さんたちと縫いあう時間も大切にしたいと思います。

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3月12日

ぶらっと169ばんちさん、作品を見て参加された時間外の方の存在

ぶらっと169ばんちさんに午前中、顔を出してきました。

花の数もつける面積もふえて部屋が少し春を待つ雰囲気になってます。

状況をお聞きすると、「他の用事でここを訪れた方がこの桜の木を見て、私も作れるかもと違う時間に来て作ってくださった方がいらっしゃいましたよ」との報告を受けました。

新しい作り方も考案されたりして、活動時間意外にも参加できるという利点は、やはり作品が目に見えて参加しやすいという形を取ったからだと思います。

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3月9日

若者支援waiwaiスポットさんの活動のその後

5月に開催される大津っこ祭りで販売するマスコット制作を今しています。

この日は社協の緊急のお手伝いが入ったので、マスコット作りは中止になったんですが、この日までに作ってくれた作品を見ることができました。

私だけでは思い浮かばないいろんな動物のマスコットが誕生していて、それぞれの方が持っている力そ再認識しました。

お土産を届けるためにだけ来た青年もいて、saiwaiスポットさんの存在の意味を改めて感じました。

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3月5日

ぶらっと169ばんちさん2回目。少しずつ桜が開花。

あいにくの寒い天気で、午前中ということもあって、参加された方は私を入れて5人。お昼前にお一人いらっしゃいました。

ただ、この日以外にも縫ってくださっている方がいて、その中には小学生高学年のお子さんもいらっしゃいました。

強制はしないので、自発的に縫いたいと参加したお子さんは、出来上がった桜を持って帰りたいというリクエストに対して、そばにいらしたお母さん(ハンドツリーにも参加されてます)が、10個作ったら1個持って帰っていいよ、というルールをつられたというお話を聞いたり、お子さんが木の幹の部分にくっつけようとするというお話とか、この木がこの場所に溶け込んでいる様子が伺えました。

1歳のお子さんと参加されたお母さん。お子さんを抱っこして一緒に「ぺったん、ぺったん」と言いながら貼り付けて遊んでいました。

創作と遊びが一体になるというのは、居場所空間には最適だと思いました。

そしてそこに来た方がマイペースで作っていく桜が少しずつ部屋を明るくする過程も含めて、楽しめる活動だと思います。

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2月7日

ぶらっと169番地さんで、活動開始。木に季節の飾りを作るボランティアグループ、名前は「ハンドツリー」

ぶらっと169番地さんの象徴でもある、布に描かれた木に季節のいろんなものを飾ろうという縫ものボランティアの初の活動日です。

いろんな世代の方8人で桜を作りました。縫いながら、保育園の事情や、名前の由来や、前に作られた作品の写真を見せてくださったり、手を動かしながらおしゃべりという、楽しい時間でした。

綺麗に縫えないなあ、布が切れないなあ、といった声にも「きっちりしてたら手づくりの意味がないですよね」という参加された方からの名言も飛び出したり、出来上がった桜を見ながら、この布に飾られる日を想像して、一足早く春がきたような、そんな時間でした。

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2024年1月27日 

守山市浮気町のコミュニティスペース「ぶらっと169ばんち」さんへ行ってきました

去年の12月18日の夕方に少しお邪魔した時、ここを経営されている方は手作りがお好きなんですよ、とお聞きしてました。

クリスマスが近く、手作りの布小物がたくさん飾ってあって、ここで何か一緒に作れたらいいなあと、年が明けたらお邪魔しようと思っていて、やっとお話しすることができました。

ちょうど何かこのスペースで新しいことができたらいいと思ってらした運営されているさきこさんとニーズが一致して、ここのシンボルでもある布で描かれた大きな木にみんなで手作りで何か作って飾りましょう、という話になりました。

桜の季節を目指して、2月から始動予定。また新緑の季節は緑、紅葉と変化していく大木。土台の布にトイクロスを縫い付けて花の後ろにマジックテープをつけると取り外しができるので、お子さんたちが自由に何度でも飾ることがでいる、そんなふうにできたらいいなあと思っています。

さて、どんな景色になるのか。楽しみです。

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1月26日

大津のWAIWAIスポット(若者支援)で講習をしました。

5月の大津っこまつりで販売するための作品作りの講習をしました。

布をカットするグループ、それを縫うグループと分かれて、流れ作業で作ってます。

おしゃべりしながらの作品作りは、いろんなアイディアを産むいい時間になってると思います。

3月8日にまた行く予定です。

 

2023年12月28日

つながり若者センターのマザーボードに行ってきました。

16日のフォーラムで発表されていた事務局長の中島円美さんとお話してきました

https://www.mother-b.com/

 

12月21日

大津市社協さんへ行ってきました☺️

12月16日のフォーラムでお会いした大津市社協の森野さんのご案内で、子ども若者支援担当の方と、ボランティア担当の方と1時間くらいお話ししました。

これから私の活動がどの場所で活かされるのか、どのような形にしたらいいのか、具体的に話せた時間でした。

作品の内容とか制作時間とか、現場ならではの視点が聞けて今度の作品のアイディアにも繋がりそうです。

話の中でいつも感じるのは、ここでも還元。作品制作が次につながる、例えばそれをマルシェで販売するとか、幼稚園の子どもたちに遊んでもらうとか、そういう形になると、作り手の意欲も変わっていくのかもしれないです。

若者支援の場、まずは5月に行われる「大津っこまつり」に出展作品「アニマルマカロンストラップ(ファスナーがついてないタイプ)」を作ろう、

高齢者施設は「おにぎり講習」幼稚園にプレゼントしよう、ということで話が進んでます。

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12月18日

昨日の聴講したAtlasさんの活動の場、ぷらっと169番地に顔を出してきました☺️

実はうちからとても近い場所にあるコミュニティスペース。

Atlasさんは、毎週月曜日と木曜日18時から、ここで活動されてます。

ぷらっと169番地さん、地域に根付いた様々な活動をされてます。今週木曜日は14時から16時まで、羊毛フェルトとおもち作りの催しがあるそう。ちょうど仕事で行けないんですけど、年に2回手作りのイベントの企画があるそうです。今回は手作りが得意な社協の方が講師。

何かここでもできそうです。また遊びに行きたいと思います。

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12月17日

一般法人 Atlas法人化5周年シンポジウム“子ども・若者への居場所支援の多様性とは“を聴講してきました。

2012年学習支援ボランティア団体として発足し、一般法人化までのAtlasさんの5年間の活動報告をお聞きしました。

学生ボランティアサークルとして学習支援活動からはじまった活動が、支援を重ねながら活動の輪を広げていろんな立場にいる子どもたちと一緒に居場所を作っていく様子は、若者の新鮮な視点やエネルギッシュな力や可能性を感じる報告でした。

昨日のフォーラムでもそうでしたけれど、たくさんの人が関わることで、多様性を持った厚い支援ができるなあと思ってます。

 

 12月16日

「龍谷大学福祉フォーラム」孤独への伴走〜居場所の今とこれから〜を聴講してきました。

今の現状と、実際さまざまな現場で「居場所作り」の活動をされてる方のお話を伺いました。

現在は「ひとり」でいることが比較的尊重されている時代ですけれど、「ひとり」の意味も色々な課題があって、Solitude(孤独):意味あるひとり→自分との対話、主体性のある状態 Isolation(孤立):他者、社会と接触のない状態 lonelness(孤絶)1人でいる寂しさ と、「ひとり」という状態も人それぞれ。

その中でケアーが届かない方とどう向き合っていくかのが今回のテーマです。

そして実践報告を3つお聞きしました。

①繋がり若者センター(滋賀県地域擁護推進協議会)ご報告くださったのは統括コーディネーターの中島さん。

ケアーリバー(養護施設や里親家庭の経験者が18歳になり、ケアーを外れた人)の現状とそのケアーの実践のお話。

18歳になって施設やいろんな制度の援助が切れて、自立を求められてしまうけれど、幼少期からいろんな境遇のもとで育っている子どもたちが突然ケアーを外れることの危うさ、そこをどう拾って支えていくか、日々の活動の中に職員の方の葛藤の中で挑み続けていらっしゃる努力を感じる報告でした。

②甲賀・湖南ひきこもり支援『奏かなで」事務局長 山﨑さん。

ひきこもりの方とのゴールを持たない緩やかで長期のケアーに、今の日本社会に必要な要素を垣間見た気がしました。それはそれは気が遠くなるくらい、先が見えないかかわりだと思います。

③社会福祉法人大津市社会福祉協議会 地域福祉課長 森野さん

地域に潜む孤独。違う形で見えてくる孤独。その例として多頭飼育(猫を100匹飼ってらっしゃる方)ゴミ屋敷になってしまった方、その原因は単に本人の問題だけではなく、地域のつながりが薄く、孤独が原因になっているのではないか、ということから地域の方に協力してもらい繋がりを構築していかれた実践。

どのお話も自分が生活してる場所では気が付かなかった空間だと思います。でもそれは決して遠い場所ではなく、見えなかっただけで隣で起きてることかもしれない。そんなふうに感じた意味深いフォーラムでした。

その場にいらした大津市社協の森野さんと、私が思っている「居場所作りに手芸がもつ意味」やこれからやりたいことをお話しすると、とても快く共鳴してくださり、近々担当の方とお話しさせていただくことになりました。

なんと、リビング教室の会場と大津市社協さんは、同じビルなのです!なので来週の木曜日、教室が終わった後、お話に行く予定です。

 

12月7日

今日は通常のリビング教室。

この計画を仲良しのスタッフさんに打ち明けてみました。

部屋が空いてるのでもう一つ教室を持ちませんか?って言われていたのもあって、リビングカルチャーセンターでこの教室ができたらなあと思っていたんです。

それで下のような内容で相談。

スタッフさん、色々提案してくださいました。この道のプロですからね、どう打ち出したら人が来るのか、その辺りを考えてくださるとのこと。一歩踏み出しました。

来年の4月を目処に。もっと内容を詰めた方がいいなら再来年でもいいと思ってます。

 

🪡はじめに🧵

私は同志社大学で、社会福祉を学びました。いつもそれを生かした活動ができないかと思っています。

現在は、母子生活福祉施設で年4回手芸教室。

数年前は友達が施設長をしていた高齢者のディサービースで月1回手芸教室をしていました。

そして最近関心があるのが「居場所作りの場」

実は最近「居場所作り」を立ち上げたいという方とよく出会うんです。

そこでふと思ったんです。そこに手芸活動が加わったら面白くなるんじゃないかなあ。

若いママに教えていた時、手を動かしながらだと子育ての悩みなんかも自然に出てきたりします。

出来上がった作品に達成感を感じて、そしてそれを嬉しそうに遊んでくれるお子さんを見て幸せな気持ちになる。手作りはそんな循環を産んだりします。 

ご高齢の方の教室をした時は、かなり認知症の方もいらっしゃったんですけど、自由参加にも関わらず女性の方は全員参加されました。

そして片手麻痺の方は職員さんに手伝ってもらいならがら、皆さん、夢中になって楽しそうに作ってらっしゃいました。

タオルでおにぎりを作ってもらった時は、ご自分が小さい時に作ってもらったおにぎりの話でそれはそれは盛り上がりました。おばあさんに小豆のおにぎりを作ってもらった女性の方は、赤いフェルトを小さい楕円に切って貼り付けて完成させて、懐かしそうに握ってらっしゃいました。

出来上がった作品を、「連れ合いの仏壇に備えます」と、大切そうに手にのせてらした方もよく覚えてます。

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手作りの中で、会話が広がったり、誰かのために何ができる自分も感じることができる、そんな力を20年の活動で実感してきたんです。

(余談ですけど、ご高齢の方の裁縫教育は半端なく、認知症を患ってらっしゃっても針はきちっと針山に差してらして、あの時の習慣って身についてるんだなあと感動しました。)

もちろん、すでにいろんな場所で様々な手作りの活動はされていると思います。

でもネタがなくって行き詰まってたり、どう立ち上げていいかわからなかったり、そんな方へのヒントになるような講座も含まれた講習。

立ち上げるためのノウハウを専門の方に伺ったり、実際立ち上げた方のお話を伺ったり。

そんな講習を年間でやりたいな、と今研究、勉強を始める予定です。