2024.05.17 Friday

日記

2024-05-17 09:23:00

今年の夏もきっと暑いけど、みなさん受講するって

リビングカルチャーは月2回木曜日。朝10時から12時までの2時間。

遠くは京都から、みなさん交通機関を使って(数名車で)いらっしゃってます。

平均年齢70歳の女性の方。

前はよく夏場はお休みされてたりしてました。暑いので。

年々暑くなる昨今、今年も去年よりまして暑いかも。

なので、「みなさん、お休みされて大丈夫ですよ。」と言ってるんですけど、

「いや、ここがないと多分毎日ダラダラしそうで。2週間に一回、行かなきゃいけない場所があるって大事なんです」っておっしゃいました。

この教室11人、7月から9月の夏シーズンは、お一人、お休み、そしてお二人8月はお盆行事でお休みって方以外、みなさん来るって。

 

ここがそういう場であるってことが嬉しいなあ。

そして作品がまた出来上がりました。布絵本おやゆび姫。

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2024-05-03 10:01:00

リクエストって大事

初めご相談を受けた時は、うーん、どうだろうって感じだったんです。

受けない理由はないのでお受けしたんですけど。

というのは、笠地蔵を3倍の大きさにして作りたいっていうリクエスト。

幼稚園に勤める娘さんに。

「最近のお子さんは昔話を知らないから、布絵本で伝えるっていいと思うんです。孫も布絵本でお話を知りましたし。

幼稚園だったら大きいバージョンでたくさんのお子さんたちにお話しできるから」という理由。

2倍にします?と聞くと、いやあ3倍くらいがいいかな、ということで笠地蔵3倍バージョンが生まれました。

とにかく人形を作ってみましょう。それから土台をどうするか考えたらいいし、ということでおじいさんとおばあさんから作ってもらいました。

で、出来がったのを持ってきてもらうと、教室の生徒さん、「可愛いいいいい!」と絶賛の嵐。

私も可愛いと思った。おじいさんとおばあさんだけど、可愛い。あ、だけどって言っちゃうとコンプラに引っかかりそうだけど。

ある方は「孫が抱き人形が好きで、これを作ってやりたい」

7歳のお嬢ちゃまがおじいさんおばあさんを抱きしめる。うーーーん、いいかも。

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2024-04-06 09:03:00

そしてし続けること

母子生活支援施設での講習は10年目を迎えました。

途中受講される方の入れ替わりあるのですが、毎回本当に楽しみにしている方も増えてきて、その中のお一人が講習が終わった後もたくさん作ってくれるようになったんです。

そしてそれをプレゼントしていたら、バザーに出したらって声がかかって、今回もあの後3つ作られてます、っていう職員の方からの嬉しいメールと写真が届きました!

これ、難しい作品なのに。

可愛いなあ。嬉しいなあ。

この方、はじめは全部「せんせーやってぇ〜」っていう甘えたさんだったんです。

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2024-04-05 09:53:00

新しいことをし始めるということ

その方は去年の秋にこの教室にいらっしゃいました。

とてもおとなしい方で、穏やかな方で、縫うスピードも緩やかで、おっとりされた方です。

ここにいらっしゃってる時間だけ縫ってらっしゃるようで、作品も7ヶ月経った今もまだ途中。

「そういう作り方もありますから、無理をされないようにね」って言ってます。

ちょっと前に連れ合いの方を亡くされたというお話をお伺いしたのは、教室に来られて2ヶ月くらい経ったあたりだったかなあ。

そこからようやく外に出ようという気持ちになって、こうやって教室に来て、生徒さんたちの会話を聞きながら、ちょっと笑われたり。

5ヶ月目くらいに、薄くお化粧をされるようになりました。

そして昨日は、この教室のLINEグループがあるんですけど、入られます?って聞いたんです。

「どうやったらいいか、ちょっとやり方がわからないんですけど。はい、入ってみます」

で、晴れてLINEグループの一員に。

他の皆さんからLINEのご挨拶に「よろしくお願いします」と返信されてました。

何かを始めると、新しい出会いもセットでやってきて、そして新しいことをやっていこうと思うきっかけになったりします。

この教室で、生徒さん同士教え合いながら段々慣れて行かれた方もいらっしゃいます。

縫い物だけじゃない、何かにつながっているんですね。

2024-04-01 09:35:00

職員さんにとっても

土曜日の母子生活支援施設での講習の担当の方は、毎回講習で作ったものを作られます。

お子さんが小学2年生で、作るたびとても喜んでくれるというお話をお聞きしてます。

特にサコッシュ。これは一緒に生地を見て買って、途中お子さんができるところは手伝ってもらって完成させたんです、と言ってお子さんが肩にサコッシュをかけた写真を見せてくださいました。

「お友達の家に行くときは、必ずこのサコッシュを持っていくんですよ。中に前ここで作ったぬいぐるみを入れてね。

で嬉しそうに、『ママが作った』って言うらしいです」

もしかしたら、大人が思う以上にお子さんにとってママ(ママに限らず)が作ったと言うことの意味が大きいかもしれないなあと思いました。

「作品ができるたびに『ママ、すごい!」って尊敬されるんですよ」

それを友達に見せる、そして友達も驚く。それを作り手の大人が聞く。

この循環。

それを実感してこそ、母子生活支援施設での意味もまた違った観点から取り組めるのではないか、と思ったのです。

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