布絵本と布おもちゃの部屋
昨日はぶらっと169ばんちさんのカフェの日だったので、6月のハンドツリーの相談がてら顔を出してきました。
天気が良かったので、いつも火曜日にいらっしゃってるご高齢の女性の方(名前を覚えなくっちゃ)が家の周りのプランターのお世話をしてらっしゃいました。
さきこさんと前新緑の後、どうしようかという話をしてて、池の周りに花を咲かせようか?ということで、「菖蒲が紫陽花かしら」とさきこさんが提案されました。
私は紫陽花推し。
というのもたくさんの花びらを飾って集合体の花にするというイメージ。これだと自由度が高い。
お子さんたちがペタペタ貼って、オリジナルの紫陽花ができるわけです。
大きなのを一つ作ってもいいし、小さく2つにしてもいい。
家で考えていったサンプルを見せながらさきこさんに「さて、問題です。紫陽花の花びらは何枚でしょう?」と得意げに聞きました。
私が調べたときは、5枚が主流で4枚のもあるって出てきたので、それが答え、と思ってました。
さきこさん、早速ググる。
「あー、花びらと思ってたところ、ガクなのね。実際の花はこの小さいやつ。これは4枚?で額が5枚とか4枚とかあるらしいですよ」
私、勉強不足でした。あれ、ガクなんですねえ。ガクなのに、めちゃ花びらっぽい、紫陽花ったら!!!
初めぶらっと169ばんちのさきこさんは、「葉っぱを作るって言ってもどう作るのかしら」と、ネットからダウンロードした葉っぱを型紙として用意されてたんです。
前から私は、型紙なしでいきましょう、フリーハンドで大丈夫です、とお伝えしてたんですけど、不安でいらしたようで。
で、私が目の前でフリーハンドで黄緑のフェルトをジョキジョキ切って縫い合わせると、「ああ、こういうことですか!」とわかってくださって、今続々と個性的な葉っぱが出来上がってます。
多分こんな樹は存在しない。一本の木に同じ葉っぱが生まれるはずだから。大きさは多少の形の違いはあれ、種類は一緒ですよね。
でも、ここは居場所として存在してる空間。
いろんな形があるのが逆に理想的な樹、きっと。
少ないフェルトの生地を上手に合わせてできたハート型の葉っぱ。
丁寧なステッチの美しい葉っぱ。
虫食いを思わせる葉っぱ。
絞りを入れた縮んだ感じの葉っぱ。
葉っぱの周りを綺麗に彩った葉っぱ。
おしゃべりしながらいろんな葉っぱが生まれてます。
縫い合う時間。
昨日ぶらっと169ばんちさんへ寄って、木がどうなってるか見てきました。
桜がちょっと残って緑の葉っぱがちらほら。
なかなか季節をとらえてるいい感じの進行。
第一火曜日がハンドツリーの活動日なので、ここで一挙に増える予定。ここの木も緑に囲まれると思います。
そんな中、居場所を管理されてるさきこさんが「これ、20代の男の子が作ったんですよ」と見せてもらった葉っぱ。
「私がちゃんと教えてなかったから、こんな感じになっちゃいましたけど、どうしましょうねえ」とおっしゃいまして、
「いやいやいや!これがいいんですよ。この感じが素晴らしい!
自然の中のものってちゃんと形が整ってたり綺麗だったりしないわけで、この作品は虫が食ったような感じが醸し出てるじゃないですか。
ここままがぜったいいいです!」と言いました。
後から聞くと、この男の子は常連さんで毎週土曜日にやってくるんですって。
作業所に勤めていて軽い知的障害を抱えているけれど、家庭科はちゃんと学んだので玉留めはできるんですってご本人がおっしゃってたらしい。
確かに!ちゃんとできてます。
玉留め、難しんです。出来ない方、結構います。
彼は小学校のお子さんたちの面倒をよくみてて、よく遊んでくれたんですって。
そのお子さんたちがもう大きくなっちゃって、彼と遊ばなくなったんだけど。
彼はいつも土曜日、背中に人生ゲームを背負ってやってくるんだって。
あーーー、会わなくっちゃ、この葉っぱを作った青年に!
季節は移ってます。
ぶらっと169ばんちさんの木もそろそろ桜から新緑へ。
昨日ぶらっと立ち寄って、葉っぱを作ってきました。2枚。
針を持つのがちょっと辛いご高齢の方が、色々と飾り方の提案をされて「ごめんなさいねえ、縫わないのに口ばっかりで」とおっしゃるので、
「いやいや、いろんな方が作るっていうのが居場所ですから。アイディアを出される方、縫う方、いろんな方がいていいと思います!」とお話ししました。
得意分野ってありますから。
そこに初めて会う若いママがいらして、家で縫うのは大変だけどここでまったり何か作りたいなあとおっしゃったので、木を彩るアイテムを作る傍ら、簡単にできるおもちゃを教えてあげましょう、って話になりました。
居場所を運営されてるさきこさんのお孫さんが新中学生でクラフト部に入られたというお話で、この間お会いしてお話しする機会があった時、「あ、この子作るのが好きな子だなあ。色々教えてあげたいなあ」って思ったんです。
この場で中学生や小学生たちを教えることもしたいなあ、と思ったんです。
居場所、ゆっくり動いてます。
余談ですけど、昨日の日記のウルトラマン、足をドンと踏ますと「ジュワッチ!」と言った!
双子、予想通り取り合いの喧嘩。