布絵本と布おもちゃの部屋
何度も繰り返しになるんですけど、滋賀リビングカルチャーの生徒さんたちは、10年選手も方が大半です。
もうこうなるとクラブ。お互いの事情もわかってる。でもなあなあな関係でもない。新しい方がいらしても孤立することなく、溶け込める空気。
みなさん、素敵な大人。ほぼ私の人生の先輩。
毎年小児病棟にクリスマスプレゼントを作って送っているボランティアの大元の方が、今回被災地のお子さんのために立ち上がってくれて、私も協力したいとボランティアを申し出ました。
それで1人で作ってたんですけど、「生徒さんに協力を求めたらやってくださるかも」と思って、ラインで声掛けをしたら、みなさん「是非是非」っていうことで、辞めた方もわざわざ足を運んでくださって、材料をお渡ししました。
そして、昨日!これだけの作品が出来上がってました。
ありがたいなあ。ありがたいなあ。
私の作品のキットの大半は細かい作業が多くて、今の時代に合わないんじゃないかという不安をいつも抱えてる昨今。
まだキットにしてないものも半分以上あってキットにするのはとても大変で、やめちゃおうかなあとよく思います。
例えば『オオカミと7ひきのこやぎ』とか『赤ずきんちゃん』とか、オオカミが食べちゃうなんて、今の時代のママたちのニーズと合わないんじゃないかと思うと、キットにしても無駄かなあとか思ってしまう。
実際オオカミが食べて、お腹から出す仕組みが私としては超自信作なんだけど、そこが今の時代アダとなってるかも。
そんな中、久々キットの注文が入りました。
「ブレーメンの音楽隊」のつり飾りキット、と「恐竜10個セットのキット」
お便りメールに、「読み聞かせのボランティアをしてます。子どもたちとの距離が少しでも近くなればと思い、購入させていただきました」という内容でした。
嬉しかったです。
少ないけど、ニーズはあるかもしれない。そして作り手から遊び手に、何か伝わるかもしれない、
そんな希望の光が見えたお便りでした。
「7月に『ブレーメンの音楽隊』のキット販売予定が書いてあってから、音沙汰がなく心配してます。」という内容とともに
きょうりゅうのたまごさんの熱烈なファンがいることをお伝えしたいなあと思って。
昨日届いていたメッセージ。
待って下さってる方がいるんだなあ。
ありがたいなあ。
頑張ろう。
年が改まるっていいですよね。
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それでは良いお年を。
2024年もどうぞよろしく。
母子生活支援施設での講習内容は、いつも頭を悩ませてます。
年に3回の講習だけれど、10年もするとネタが切れるし(退所されてる方も多いから、今は2周目くらいかなあ)あまり縫ものが得意じゃない方が多いから簡単で2時間で完成できるものを考えなくっちゃいけない、と思っていたんですけど、最近ちょっとした変化が!
前はカットした布をボンドで貼るっていう作業をしてもらっていたのを、ここのところ2回、縫ってもらってます。ボンドだから参加してたって方もいらっしゃるから、その辺りは参加しづらくなったかもしれないけれど、最終的に縫った方が持ちがいいのも事実で、「せんせー、前のぶっ壊れたわー」っていう感想のいただていたし。
参加される方がある程度固定してきたせいか、縫い物重視にしてから、みなさん確実に腕を上げられた。というか、参加の後、同じ作品を数点作られる方が出てきた!
それをお友達に上げたりされるうちに、「ハンドメイドマルシェ」出出してみたら、というお声がかかったらしい!
まずはせんせーに許可をもらって、ってことでご相談いただいたんですけど、もちろんもちろんオッケー!
嬉しい嬉しい嬉しい。
実はこの方、手芸教室は大好きなんですけど、参加され始めた時は「せんせー、やってやって」というちょっと甘えたさんだったんです。その方が靴下ぬいぐるみから覚醒されて1日1個作られるようになった!
そしてサコッシュもこうして教室が終わった後も作って、写真を送ってくれる。
最近居場所作りのいろんな講演会とか拝聴すると、人との関わりはゴールの見えない果てしない時間だったりするのを改めて実感するんだけど、こうして小さくても関わりの中で嬉しいことを届けてくれると、続けてきたことに少し自信が持てたりして、昨日はとても嬉しかったんです。