布絵本と布おもちゃの部屋
ネンネちゃん人形が、私のキットの中では一番売れてます。
このキットは半日から1日でできる、割と作りやすい作品です。
購入目的の何%かはベビーマッサージの講師の方が買ってくださっているのが、メッセージからわかりました。
これは予想してなかった使われ方。もちろん嬉しい。
そして今回のレビューも嬉しかった。
「こんなキットが欲しかった」なんてサイコーの褒め言葉。
そして会えないお孫さんを想って作られたネンネちゃん人形のこと。
人と一緒で、同じものは生まれない。一つ一つの縫い目にも愛おしさや思い出が詰まっている手作りのお人形。
お人形に関しては完成品じゃなくてご自分で作るって言うのがいいのかもしれないなあと、最近思います。
YouTube登録者数、やっと1000。
やり始めた時はYouTubeはおまけだったんです。minneのキットを作ってもらうために手助けになればな、っていう程度。
全然意識してなかった登録者の数が増えていくと、そうなったらやっぱり嬉しい。ちょっと頑張っちゃう。
で、500超えたあたりから、次は1000!とか思っちゃう。
で、1000になったら、ユーチューバーもいいかも、とか思っちゃう。まだ視聴時間が全然足りないんですけど。
世界の(大袈裟な気がするけど、実際世界の方が見てるのがYouTube)縫い物で気軽に繋がれるツールかも、っていう思いもあったり。
講習で、居場所作りで、実際に教えるには限界があることを感じている昨今、とりあえず年齢も国も男女もとっぱらって、動画から手作りを楽しんでもらうというコンセプトもありかな、って、今年度はちょっと力を入れよっかな、って思っているところです。
母子生活支援施設でのマカロンケースの講習の後、作り続けてくれてる方がいらっしゃる話は前ここに書いたんですけど、職員さんから「ファスナーのところが盛り上がって上手くできないらしいんです。何かコツがありますか?」というお問い合わせがありました。
その時の返事
「ファスナーの留め具、ギリギリのところを縫うのが大きなポイントです!コツとしたら外のフェルトとファスナーの金具の大きさが同じようにするということです。
それでもファスナーが盛り上がってしまうとなると、土台よりファスナーが長いってことになるのかなあ、って思っているのですが。
どうしてもファスナーより中の金具が長くなるようでしたら、フェルトを包む縫しろの部分にワタを入れて大きくするのはどうでしょう?」
そして昨日、解決しました!というメッセージと共に完成写真が届きました。
盛り上がることなく綺麗に閉まってます、ファスナー。
5月のバザー目指して頑張って作ってらっしゃるそうです。
袋の修理を頼まれたんです。
多分古い年代のもの。
気軽に直してもらっていいよ、とのことだったけれど、やっぱりこういう仕事をしているからしっかり直したい。勉強にもなるし。
ロープを通すループが擦り切れちゃったんですね、この袋。
それでこの紐を探さないといけない。どうみても麻。で、昨日の京都の山口忠兵衛さんに行ったんです。そこで相談して麻の紐の細タイプの焦茶をゲット。
かなり穴が空いた針じゃないと通らないですよね、という話をして、「ボタンつけの針がいいんですよ」とおっしゃるから、「刺繍針では?」と聞くと、針の穴が大きくて生地を痛めるかも、という話。
古布なので、危険危険。山口忠兵衛さんの佇まいも加わってテンションが上がってたせいで、桐箱入りの針セットを買ってしまいまして。
その中の「大ちゃぼ」という針がいいらしい。(この針セット、桐箱っていうのも豪華だけど、和裁チックな10種類の針が各10本づつ入っている。)
早速昨日、修理に取り掛かったのはいいんですが、簡単に見えたこの縫い方がどう縫ってあるかわからない。
この縫い方になるために、頭を全開させて構造を考え、何度かチャレンジ。
チャレンジしながら、これを作った方はどの時代のどんな方だったんだろう、と思いを馳せて、この縫い方はこの時代ではよく使われてたのかなあ、とか、
この麻のループ、便利かも、とか手を動かしながらぼんやり考えてました。
なんとか縫い方が判明。これだろうなあ、というところまで辿り着きました。
でも修理にはまだまだ。
古布なので針の穴をつけたくない。一発勝負でやらねば。
なので、もうちょっと練習してから。落ち着いた時に。