布絵本と布おもちゃの部屋
この間の鳥取わらべ館での靴下ぬいぐるみの講習には、4人小学生のお子さんが参加してくれました。
その4人とも、大人の方が付き添ってくださって、その半分の2名がお父さんでした。
講習が終わって皆さんが帰られた後、ちょうど参加された中に家庭科の先生がいらっしゃって、わらべ館のスタッフの方と話される声が聞こえてきて、男性の縫い物力アップの話をされてたんですけど、それが今現在もそうであるかといったらそうでもない、という話が興味深かった!
今日参加された方は、多分俗にいう「ゆとり世代」の前の方。
私の時は、中学校の家庭科は男女別で、男性は技術家庭科といって工具で椅子とか作ってたんです。これは若い世代はびっくりらしい。
で、その後に男女一緒の家庭科になって、男の子たちも針を持ち始めるわけです。
しかし!その後の「ゆとり世代」からの教育は土日が休みになり、その上家庭科も内容が詰め詰めになり、内容が薄くなってしまってます。家庭科の先生からお伺いしたんだけど。だからこの世代以降のお子さんたちは、ボタン縫えますよねっていう程度の縫い力。共通でナップサックとエプロンは作ってるらしい。
そこから興味を持ってハマるお子さん以外は、女の子も男の子もあまり縫うっていう行為が身近じゃない環境。
そこで今日参加されたパパたち。
男女一緒の家庭科を受けて、ゆとり教育前の男の子たちが、今家庭科を習い始めるくらいのパパになってるわけなんです!
今回参加された2人のパパも頼もしかった!
女の子と一緒に縫っていたパパは、娘さんが正式な玉留めが苦手で「先生、教えてやってもらえますか?」って相談が来まして、見ていると、やり方は知っているんです、その女の子。でも得意じゃないから違うやり方をしてしまう。
実は私も教える時は正式な玉留めをするんですけど、時々違うやり方もしちゃうんです。だから気持ちがわかるもんだから「裏技教えよっか?」って娘さんに囁くと、パパがきっぱり「いや、変な癖がつくのでちゃんとしたのを教えてください」って!
なんかカンドーしちゃいました。