布絵本と布おもちゃの部屋
今回『はじめてのクリスマス』で登場する3人の博士の服で、中東系の感じを出そうと頑張った博士。
この外側のチェックの布があと少しだったんです。
チェック系は結構あったりするし、大丈夫だろう
なかったら似た布に変更しようと思ってネットで探しました。
その時の検索ワードが「タータンチェク 青緑黄」
やっぱりないなあ。
似たものはあるけど、この布じゃないなあ。
仕方ないな、無くなったら似た布を買ってきて、作り変えるか、と半分諦めていた時に、ふと天からワードが降ってきた!
「マドラスチェック」
あ、この布マドラスチェックって言うんじゃなかったっけ。
改めて「マドラスチェック 青緑黄」で検索すると!!!!
あった!
ちなみにマドラス柄とは
南インドのマドラス地方で織られた、カラフルなチェック柄の綿織物
コットン中心の作品が多いです。
コットン素材にしたら長持ちするし、柄や色もたくさん選べるので、可愛い作品ができると思う反面、販売終了という恐ろしいハンデもあります。
特に柄。
単純なチェックやドット以外は、まず手に入らなくなるということを想定した方がいい。
なのに、過去の私はその辺りを全く考えず、可愛い柄があると「これ、使える!」とガンガン作品に入れてしまってます。
9月までにキットにしようと整理し始めたのが『はじめてのクリスマス』
キリスト生誕の布絵本です。
これを作ったのは10年くらい前?かなあ。
3人の博士の服にはクリスマス色を入れてます。
この博士の服の真ん中のクリスマス柄、
緑系がもうなかったので、まだかなり余裕のある赤系に変えました。
他の2人の服も在庫が減ってるので、無くなり次第サンプルの服を変えて作る予定。
柄物は販売終了になるとわかっても、やっぱり使いたい、です。
だから大量に買っておいて、なくなったらサンプルを変えるという作業をセットで使わなくっちゃ。
minneで購入してくださった方からの再購入は、とても嬉しいです。
一回作ってみて、あ、作れた!
もう一回違うものを作ってみたいな、と思って購入してくださったということですよね。
今回も、これから出会うお孫さんのために布絵本「うさぎちゃん」を作られて、これも遊ぶかなって「お医者さんセット」をご購入くださいました。
メッセージの中に、娘さへの想いや、これから出会うお孫さんへの想いが綴られていました。
手作りおもちゃが繋いだ ちょっとしたご縁。
私の作品はコットンが多いです。
それも微妙な色の違いのものを使うので、近場の手芸店では手に入りません。
1番のお気に入りのネットショップは東京のオカダヤさん。
シーチングという薄手の布をよく使うので、色見本を購入して注文してます。
画面から見る色と実際は若干違うので、色見本はとても重要。
(この色見本のロックンロールってなんだろう、、、)
購入するときは送料が無料になるように5000円以上注文。
何が切れそうか昨日は部屋に布を並べて確認。
色見本から消えた色もあります。
1時間半くらいかかってなんとかポチる。
届くのは1週間以内かな。
切れちゃうと、キットの注文があった時にとても焦るので、いつも切れる前に注文を心掛けてます。
という、ちょっとしたキット屋さん苦労話です。
時々作品に迷いが出ます。
今受けてるものに寄りたくなる。
時代に遅れたくない、古いなあって思われたくない。
そうなると私らしいものが引っ込んで、変なこびた作品になる上に慣れない分野なので作品に気恥ずかしさが漂う、ように私は感じちゃうんです。
違うんだなあ。
1月2月は低迷してたんですけど、今月はminneのキットの売り上げが若干戻ってきました。
物語系の布絵本キットを数点買って下さった方がいて、こういうのを探していたんですというメッセージがありました。
YouTubeで、いろんな私の布絵本も見てくださって、他のもキット化されるのを楽しみにしていますという嬉しいコメントもいただきました。
布絵本を作られる方は少ないです。
時間もかかるし、手も混んでるし、家庭科授業が減った現代、ますますニーズは減ってきていて、私もたくさん作品はあるんだけどキット化してもなあと思ってました。
キットにするのは大変な時間と労力がかかるもんで。
でも、ここかもしれない、と思いました。
多分この分野は私が一番作ってる、気がする。
こういう方もいらっしゃるんだもんなあ。
ゆっくりゆっくり形にしていこう。