布絵本と布おもちゃの部屋
9月に入って、ネット通販の売り上げが目に見えて下がってます。
値上がりの関係が多分あるかもしれないけれど、基本的に見直しが必要かなあとも思い始めてます。
ハンドメイドマーケットで感じた、今の時代、このややこしさのキットはニーズがないのかもしれないなあ。
私の悪い癖は焦ってしまうことで、あれやこれやと中途半端に手をつけて結局集中して何もできなかったという時間になってしまう。
これはまずい。
で、ここは腰を据えて、長期戦でちょっとだけ方向転換する準備を始めようと決意。
ちょっとした軍資金の当てができたので(忘れてた積み立てを発見した 少額だけど)しばらく集中して学んでみよう。
え?何をって。
そのうち、おいおい。(ってほどのことじゃないです。実は説明が面倒なだけ😅)
手芸業界もいろんなものが値上げして、当然キット販売にも影響が出始めてます。
難しいのが、だからと言って値段を上げるのが解決策かと言ったら、どの世界でも一緒ですけど、購買意欲が下がって売れないわけですよね。
そのせめぎ合いの中でどう設定するか。特に作ってもらうキットとなるとなかなか厳しいです。
となると、いかに安く材料を購入するか、そこを日夜ネットで調べまくってます。
今キット予定の、万年カレンダー。日にちのフェルトの札を今まではウッドボタンでつけてました。
大阪の手芸店である程度まとめて買うと安くなるので購入してたんですけど、販売終了。多分その値段での販売が難しくなったんだと思います。
どこを探しても今までの購入してた値段のものは無い。
そこで教室でも話してたんですけど、プラスナップに変えるのはどうか、という話。プラスナップは縫うことなく、手でパチっと止めるだけなので、簡単、というのも魅力!
ここでややこしいお話をしますが、プラスナップにも2種類あって、一つはハンドプレスという器具を使って止めるタイプと、無くても手で止めるタイプとあります。
ハンドプレスでつけるタイプは、比較的安く購入できることが判明。
キットにするならそれは困る。ハンドプレスなんてそう普通の家庭では持ってないですから。
この手でとめられるタイプのプラスナップ、これが結構高い!!!
ハンドプレスを使わないタイプ、百均でも売ってました。4つで100円。(ある講習でママに教えてもらった)
カレンダーに使用するのは44個。となると1000円以上、このスナップにかかってしまうし、色とサイズがあまりないなあ。
うーーーん、と眉間に皺を寄せながらネットで検索検索検索。
で、たどり着いたのは、1000個まとめて買うという選択。いろんなポイントとかのサービスを使って値段を落として、なんとか百均より割安に。
けれど実際作って、違うなあ、ってなったらどうしよう、という結構な金額です。これを購入するまで、2時間くらい使ったかなあ。
という、ちょっとしたキット苦労話でした。
キットの発送で結構面倒なのが送料設定。準備した後で重さを測って購入者の方に送料の料金の連絡を入れるというシステムなら全然問題ないんですけど、minneさんは先払いシステムで、多数購入されると実際に送った時の送料と違う時があります。
その時は、多くいただいたら切手で返金。少なかった時はこちらが持つ、っていう自分の中でのルール。
今日は単品購入だったので、その点の問題はなく、楽勝で郵便局へ。このキットの普通郵便の送料は350円だよな(ご請求も一緒)と窓口に持って行くと、「510円ですね」と涼しげな表情で、郵便局員さん。
心の中で「え?」と思ったけど、顔に出さずこちらも涼しげに「はい」と510円を出す。心の中は「お、超えてもーたんかい」と少し落胆。
郵便局を出て、レシートを見ると255g。定形外郵便の250gまでが350円で、500g以内までが510円。
5g超えたわーーー。
ちょっと調子に乗って綿をいつもより入れてしまいました。その自覚はある。そっか、このキットはギリギリの重さキットだったんだと、改めて再認識。
送料、Amazonさんとかで無料に慣れてると、それくらいケチだなあ、って思われるかもしれないですけど。
キット料金もできる限りお求めやすいように考え、送料もどうやったら安くできるか、日々試行錯誤してまして、
ギリギリで運営している小さなショップとしては、送料の存在は大きい。。。
しかし!送料をプラスしてでも購入してくださるお客さんに感謝の気持ちでいっぱいなのでした。
私の使う布の色や素材は結構特殊で、普通の手芸店になかったりします。
だからキット注文がきた時、あるあると思っていた布がないとめちゃ焦ります。発送は5日以内となっているし。
今回はハンドメイドマーケットの準備で「ももたろう」の布絵本キットの準備をしていたら、赤茶が足りないことに気がついた!
キットは、各パーツごとにたくさん切っていて、あとはそれを揃えるだけという流れにしています。
この赤茶のシーチング(薄手の綿)はよく使用していてい、他のキットでも使っています。
ああ、もう無いなあとは思っていたけれど、ここでも不足していたかー。25cm✖️50cm必要なので、他のキットからもらうわけにはいかない大きさです。
やっちまったなあ。
いつもこの色のシーチングは、東京のオカダヤさんに発注しています。ここは実に色が揃っている。でも発送までちょっと時間がかかる時もある。読めない。
で、シーチング、赤茶と検索したら、出てきた!いつも利用している信頼できるお店が!
それは熊本にある「もりお」さんという手芸店さん。送料が1万以上じゃないと、900円かかるので(熊本だから)ちょっとためらうんですけど、少量はメール便の対応をしてくれる!そしてメール便といえども、その日発送、次の日に届く!熊本なのに!
実はもりおさんの店主さんには、15年前のホビーショーでお会いしているんですよね。各ブースを営業で回っていらした。
そんなご縁もある手芸店さん。何度もピンチを助けてもらってます。
他によく利用しているのは、名古屋のシュゲールさん、高知のアベルコマドリさん、栃木のユザワヤさん、京都ののむらテーラーさん、大阪の日本チュウコウさん。
手芸店もりおさんは、ここ https://morio-hobby.com/
水曜日の朝に、「おせちセット」のキットの注文が入りました。
午後から京都で講習だから、今日の発送は無理だけどこのキットはそんなに大変じゃないから明日木曜日に発送という段取り。
キットは入金確認から5日以内で発送という設定にしてます。
だから最悪日曜日までに出せばいいんだけど、今回普通郵便を希望されているので、できれば近くの郵便局が開いている金曜日までに送るのがベスト。
土日なら自転車で20分の郵便局に行かないといけないわけです。
楽勝と思って一応確認を取ると、重箱に使用する黒のフェルトが足りない!中に入れる板目用紙が足りない!ことが判明。
ま、まずい。黒のフェルトは横が55cm必要なのでこの辺りでは売ってないから、いつもネット注文してるんです。
でもいつも利用しているところが次の日発送してくれるから、多分間に合う!
で、すぐさま注文。欲を出して送料無料にするためフェルトを買いまくって、とりあえずここはしのげた(と、その時は思った)
板目用紙(厚めの白いボール紙)は今日の講習の帰りに百均に寄って買えば大丈夫。うん、明日の木曜日に送れるね。
ってことで、講習が終わって京都駅近くの手芸店に寄り、保険のために切り売りしてるフェルトを探したけど、やっぱり無くて、その隣にある百均に寄って板目用紙を探したけど、無くって、気分ちょっと焦り始めました。張り切った講習と京都の蒸し風呂みたいな暑さで体がかなり参ってて、四条の手芸店に行く元気もなく、帰り草津で途中下車して、とにかく板目用紙だけでもゲットせねば、と草津のホームセンター(ここに手芸店も入ってる)に寄って板目用紙ゲット。
まあ、フェルトは送ってくるしな、と、とりあえず帰宅。するとメールが注文手芸店から届いてて、「一部品切れのため、メーカー発注してます、全部揃ってからの発送になります」と買いてあって、ええええええ、どうしよう、とここでかなり焦りました。で、解決策として、別口で黒のフェルトだけ注文して、「すんません、めっちゃ急いでるので木曜日発送金曜日着って可能ですか?」とメールをいれると、なんとか無理を承知してもらいました。
金曜日にフェルトが届くのを待っての発送なので、それまで違う仕事をして、金曜日の朝、改めて板目用紙の準備しようとビニールを開けると、厚い!えらい値段が高いな、とは思ってたんだけどそれは百均が安いからだと思い込んでたのは間違いで、頑丈な作りだから高いんだわー!
同じ厚さじゃないと、同じ作品が作れない。あああーー、金曜の午前中、電車に乗って確実にあるその用紙があるダイソーに直行。これ、違う百均だったらまた厚さが違う可能性があるし、ここは慎重にならねば。
汗だくで帰宅。後はフェルトを待つだけ。受け取りを最短時間設定が金曜の14時〜16時。これだったらフェルトを入れて、17時に閉まる近くの郵便局に走り込める!
で、荷物がなかなか届かないわけですよ。15時55分になっても。あー、これ時間過ぎたらちょっと嫌なこと言っちゃうかも。「めっちゃ急ぎだったんですよ」って。
そしたら郵便屋さん、なんと15時59分にやってきた!さすがプロだ!私思わず「素晴らしい!」と言ってしまった。
キット、金曜日に無事送り出しました。ネットの手芸店アベルコマドリさん、ご無理を聞いてくださってありがとう。郵便局の青年、暑い中ありがとう。
全てちゃんと在庫を確認してなかった私が悪いんです。反省反省。