布絵本と布おもちゃの部屋
昨日夜にLINEが届きました。
「母が他界したのでお休みします」という連絡でした。
いろいろやりとりした中に
「布絵本作りを興味深く見て褒めてくれた姿が浮かびます。
素敵な作品ありがとうございました」という文章がありました。
これからも生徒さんの心の中に、その風景が残りづつけるんだなあ。
そういえば、認知症になったばかりの父が、父の傍で布絵本を縫っていた時よく褒めてくれったっけ。
何度も繰り返しになるんですけど、滋賀リビングカルチャーの生徒さんたちは、10年選手も方が大半です。
もうこうなるとクラブ。お互いの事情もわかってる。でもなあなあな関係でもない。新しい方がいらしても孤立することなく、溶け込める空気。
みなさん、素敵な大人。ほぼ私の人生の先輩。
毎年小児病棟にクリスマスプレゼントを作って送っているボランティアの大元の方が、今回被災地のお子さんのために立ち上がってくれて、私も協力したいとボランティアを申し出ました。
それで1人で作ってたんですけど、「生徒さんに協力を求めたらやってくださるかも」と思って、ラインで声掛けをしたら、みなさん「是非是非」っていうことで、辞めた方もわざわざ足を運んでくださって、材料をお渡ししました。
そして、昨日!これだけの作品が出来上がってました。
ありがたいなあ。ありがたいなあ。
私の作品のキットの大半は細かい作業が多くて、今の時代に合わないんじゃないかという不安をいつも抱えてる昨今。
まだキットにしてないものも半分以上あってキットにするのはとても大変で、やめちゃおうかなあとよく思います。
例えば『オオカミと7ひきのこやぎ』とか『赤ずきんちゃん』とか、オオカミが食べちゃうなんて、今の時代のママたちのニーズと合わないんじゃないかと思うと、キットにしても無駄かなあとか思ってしまう。
実際オオカミが食べて、お腹から出す仕組みが私としては超自信作なんだけど、そこが今の時代アダとなってるかも。
そんな中、久々キットの注文が入りました。
「ブレーメンの音楽隊」のつり飾りキット、と「恐竜10個セットのキット」
お便りメールに、「読み聞かせのボランティアをしてます。子どもたちとの距離が少しでも近くなればと思い、購入させていただきました」という内容でした。
嬉しかったです。
少ないけど、ニーズはあるかもしれない。そして作り手から遊び手に、何か伝わるかもしれない、
そんな希望の光が見えたお便りでした。
「7月に『ブレーメンの音楽隊』のキット販売予定が書いてあってから、音沙汰がなく心配してます。」という内容とともに
きょうりゅうのたまごさんの熱烈なファンがいることをお伝えしたいなあと思って。
昨日届いていたメッセージ。
待って下さってる方がいるんだなあ。
ありがたいなあ。
頑張ろう。
年が改まるっていいですよね。
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それでは良いお年を。
2024年もどうぞよろしく。