布絵本と布おもちゃの部屋
暑くて気力が喪失し、何もしたくなくなり、それでも焦りもあったりの、魔の午後3時。
メール着信音がして、開いてみたらこんなメッセージが。
「桃太郎楽しかったですよ。トビラの所が少し考えましたが、先生の指導でできてよかったです。
布絵本は夢がありますよね? お祝いにあげたりしましたが、こんな絵本初めて見るって感動されます。
あの、あいう絵本も、東京の友達の孫に送りました。感動して涙が出たそうです。作りがえがありますね。
孫には、まだあげてないそうで、いつも眺めてるそうです。一つ×2見てたら涙が出たそうです(笑)」
ご高齢の方で、携帯はガラケイ。写真の撮影もいつもちょっと暗め。YouTubeも見れないし、minneのサイトもうまく使えないっておっしゃるので、個別対応でキットをお送りしている北海道の方。
進行状況や作り方の相談などよくやり取りをしてます。山口が大雨だったら「どうでした?」滋賀が大雪だったら「大丈夫ですか?」夏にはハスカップ、冬に新じゃがを送ってくださったり、そういう長きにわたっておつきあいさせてもらってる方。
メッセージを読んで、一気に栄養が身体中にみなぎって、「さあああああ、頑張るぞーーー」と雄叫びをあげたのでした。
決して器用な方じゃないんです。「せんせー、これやってえ」とあまえたさんの方なんです。
でもね、年に3回のこの手芸教室をすごく楽しみにしてくれてるのは事実。「次いつなの?」って終わった後、すぐに聞かれる。
その方が、今回の靴下ぬいぐるみに関しては、毎日1個づつお人形を作っている、という話を職員の方に聞きました。
講習自体は、なかなか出来上がらず、結局残り3割くらいは私が縫ったと思います。
「せんせー、職場に明日持って行くっていっちゃった。完成させてないと困る」と仰るもんだから、1時間講習を延長して、それでも出来上がりそうになかったから、
手と耳と目玉と、縫った気がします。
なんとか完成できたお人形に、私が作って持って行ってた洋服と靴を「ちょうだい」って可愛く仰るから、あげました。
その方の作品の一部です。「せんせーに見せてほしい」ということで職員の方がメールで送ってくださいました。
母子生活支援施設での一コマ。20年続けてる教室。
本を出したのが、25年くらい前。その時は個人サイトでキット販売してました。
それでも本を買ってくださったかたがHPにアクセスして、結構ご購入くださいました。
出来上がった布絵本の写真を封筒で送ってくださった方もたくさんいて、今でも大切に持っています。
そのお客さんの中で、今でもキットを買ってくださる方がいらっしゃるんです!北海道にお住まいのれいこさん。
10年くらい間が空いたある時、「キットまだ販売されてますか?」とメールでご連絡くださいました。
「もう孫は大きくなったから布絵本を孫のために作ることはないんですけど、実はね」ってお話くださったのがとても素敵なんです。
大学の近くのコンビニで働いてらっしゃって、そこでお友達になった学生さんが何人かいらして、その子達が故郷に帰ってママになって、
そのお祝いに布絵本を作って贈りたい、んですって。
ある時は、沖縄の方へ。滋賀からキットを北海道に送って、そこから沖縄!なんかロマンチック。
時には私に、北海道のジャガイモやハスカップをプレゼントしてくださる。
多分私より、ちょっと年上の方。メールをやり取りしながら、人生のことも教えてもらったり。お会いしたことないんですよ。電話で話したこともない方。
そんな方と25年も作品を通して繋がれているなんて。
今回は、「桃太郎」を作られました。そして今日は「大きなかぶ」のキットをお送りする予定。
メールで送ってくださった完成のお写真。
家庭科の授業で、布絵本作ることになって、YouTubeの私の動画を見て、アイディアを思いついたんだって。
中学生の子からメッセージが来たの、初めてかな。元気が出るなあ。