布絵本と布おもちゃの部屋
昨日はリビングの簡単布雑貨の日で、パンセットの続きを作ってもらいました。
あんぱん、メロンパン、コッペパン、クロワッサン、ドーナッツ。
コットン中心の作品です。
布雑貨の教室なので、あまりおもちゃとしては考えてなかったんですけど、前回メロンパンやあんぱんを作られた生徒さんが、お孫さんがとても喜んでパン屋さんごっこに大活躍しているんです、というお話でした。
「あんぱん一個だけじゃあパン屋さんができない」というお孫さんのお声を受けて、家にある布、時にはお孫さんの古着を使って数をどんどん増やしているとのこと。
きてくださっている生徒さんは、ママ世代ではないけれど、おばあちゃま世代だったりします。
私はおもちゃが専門分野なんですけど、おもちゃを必要とする世代は狭いので今回はどの世代でもOKな布雑貨にしたんですけど、お子さんのおもちゃとして活躍してくれてるお話は、とっても嬉しかったです。
おもちゃっぽい雑貨、雑貨っぽいおもちゃ、遊び心のある作品をこれからも作っていきたいなあ。
今日読んだデジタル朝日の記事が衝撃。
タイトルは
「母が編んだ『じゃじゃまる』セーター、友達にバカにされた日から一転』
簡単に書くと、
村上亮太さんは、小学3年の時に、転校先で着ていったアップリケのついたお母さんの手編みのセーターをからかわれ、心が折れる経験をしました。
家の中は母さんの趣味で作られて手作りで溢れていたので、手作りのセーターを着ることは彼にとっては自然なことだったけれど、人は違うんだろうと気がついた初めての経験だったと書かれてます。
そしてほどなくそれが原因で彼は学校に行けなります。
半年見守ってくれたお母さんが痺れを切らせて「いいかげんに行きなさい」と言われて、初めて村上さんは理由をお母さんに話したそうです。
するとお母さんはキレて(多分傷ついて)それから作ることをやめてしまいました。
そして、彼もお母さんの世界観を拒絶しました。
そんな彼はファンションデザイナーを目指して、イタリアの国際コンペの応募するための作品になかなかアイディアが出ず行き詰まっていた時、講師に過去のお母さんの手作りの服の話をしたそうです。
そしてお母さんの手作りの縞々の柄の上にNHKのじゃじゃまるがデザインされた服を見せると、信じられないくらい褒められた、んですって。
そして「こうゆうふうなセーターをデザインしたら」と言われたけれど、自分ではなかなかうまくできずスランプが続いていた時再び講師の先生が
「お母さんにデザインしてもらったら?」と提案されたことで、親子コラボの作品が出来上がり、ブランドとして誕生する!わけです。
あの時、完全否定して、お母さんの手作り人生にも蓋をするくらいの出来事が、時を経て、それが世界に発信するくらいの作品として認められる!!
時代と見る人と状況と、色々と変わると、全然価値評価が変わる!!
ゴッホを思い出すなあ。
作品を作ってる人は、私を含めて時代に振り回されるですよね。
流行りの作品じゃないなあっていうことを自覚する。
時にアタフタ抵抗したりする。
でも、この記事を見ながら、「大丈夫大丈夫、自分らしい作品を作り続けていこう」と思いました。
今は親子コラボは解消されてます。
一つ言えるのは、やっぱりお母さんの感性の中で育ったことが、彼の人生に影響したんだなあ。
5歳児の双子と昨日は幼稚園にお迎えに行って、その後どっぷり遊びました。
友達が持ってたピクミンの折り紙を折りたいということで、YouTubeで発見。
紹介されてたのはピクミンのお守り。
ピクミンがハートを抱きしめていて、そこに「合格」とか文字を入れられるという折り紙。
二人とも頑張って折り上げて、私はハートのままで文字を入れなくてもいいと思ったんですけど、彼らは何か書きたいということ。
私は、息子の時もそうだったんですけど、学校で文字を教えるまであえて文字を教えませんでした。
文字を知らないという不思議な時期は、その時しかないと思っていたので、その時期を楽しんで欲しいと思っていて。
絵本を見ても、文字を追わずに絵に集中できる。
けれど、最近の彼らは、文字を書ける読めることに喜びを感じているのがよくわかります。
幼児がこけてもこけても立とうとするのと似て、文字を読もうとする、書こうとする、それができると嬉しかったりする、んだなあ。
で、彼らが選んだ文字。
まずお手本の文字を書いてやって、彼らが頑張って書きました。