布絵本と布おもちゃの部屋
お世話になった友達のお子さんに赤ちゃん人形をプレゼントしたのは、2年くらい前。
最近すごく活躍してるんです!という嬉しい報告を受けました。
お兄ちゃんはそこそこ可愛がってくれたみたいですけど、後から生まれた女の子がもう、どこに行くにも離さないらしい、です。
「遊びすぎで手は取れかけ、髪を引っ張って持ったりするから抜けるし、で、何度縫い繕ったか」
お嬢ちゃまはまだ1歳7ヶ月。自分とそう大きさが変わらない赤ちゃん人形のお世話をしたい、らしい。
そういえば高齢者施設に赤ちゃん人形をプレゼントしたときも、入所者の方々に大人気で、抱っこしたり、「お布団作ってあげなくっちゃ」とか、やっぱりお世話をされてたようです。
よく絵本とかにボロボロの人形をずっと持ち歩いてるお子さんの話があるでしょう。『コンとあき』みたいな。
ネンネちゃんが、この子にとってそんな存在になったら、作家としてこんな喜びはないなあ、と思ったのでした。
生徒さんが心を病まれて心療内科に通われるようになったのは、3、4年前だったかな。
それでも教室は心の病院だと言って来てくださってました。
その時、いつも季節タペストリーのキットを1か月ごと注文されて、「え?も前作ったよね?誰かにプレゼントされるの?」と聞くと、「今通ってる心療内科にあげるんだ」とおっしゃってて、一年分作られました。
この間の教室の時、嬉しそうに「待合室の壁に飾ってくれてるんだけど、来てくれてる方が『癒されます』ってとても喜んでくれてるって。誰が作ったのって聞かれるらしいんだけど、絶対私って言わないで、って言ってるんや」って報告してくれました。
「おお、タイガーマスクだね」と教室中盛り上がりました。
手作りの季節のものが飾ってあると和むんだろうなあ。心がちょっと疲れた方には特に、ホッとするんだろうなあ。
そして生徒さんにとっては、自分の針仕事が役になってることが、心の元気に繋がるんだろうなあ。
1月は干支。2月は節分。3月はお雛様。4月は入学式。
能登半島地震がお正月に起きて、こちらでもかなり揺れました。
2024年の幕開けの思ってもない出来事、そして毎日届く悲惨な被災地の現状。いつも辛い出来事が起こるたび、何が自分にできるか考えます。
そんな時、Instagramでちくちくさんが、おもちゃ制作ボランティアを募ってらっしゃいました。
ちくちくさんは小児病棟にクリスマス手作りおもちゃを届ける中心になって動いてくれてる方で、私も4年おもちゃを送ってます。
あ、これだ!私のできること、と早速「参加します」メッセージを送りました。
1月末締切で、車とボールと巾着を作って送る予定です。
こうゆうネットワークがあると繋がるのが早い!ちくちくさん、長く地道に活動されてるから信用もしっかりある。
たくさん作らなきゃ!