布絵本と布おもちゃの部屋
息子が小さい時に、腕時計のおもちゃを作りました。
それが押し入れを整理していたら出てきたんです。
その時計を息子がつけていると、いろんな人が声をかけてくれた記憶があります。
知らない方が「あら、いいものつけてるわねえ、ママの手作り?」みたいな感じで。
息子は嬉しそうな顔をして、「うん」と腕時計を見せる。
その記憶が息子にもあったようで、自分の子どもたちにも作ってくれない?ということで生まれたのが現在の腕時計。
孫たちもいっぱいつけてくれました。
ちょっとお兄ちゃんになったような感じになるのかなあ。嬉しそうでした。
せっかくなのでキットにして、minneにも出してます。
先日購入してくださった方が完成した写真を送ってくださいました。
そしてとてもお孫さんが喜んでくれたこと、それ以上にママが喜んでくれたことをとても嬉しそうに書いてくださってました。
あの時の時計が、こんなふうに広がってて、とても嬉しいなあ。
叔母が亡くなって10年になります。
母の歳の離れた妹で70代初めに亡くなりました。
小さい時はお姉ちゃんみたいな存在で、とても可愛らしい人でした。
けれど晩年は長男に先立たれ、辛い人生だったと思います。
その叔母が、ちょうど私が布絵本やおもちゃ作りを始めた頃、別ルートで同じようなことを始めてました。
多分北海道に転勤になった時、ふきのとう文庫さんに出会ったのが始まりじゃなかったかと思います。
ボランティアとしてたくさんの布絵本を作っていたと思うんですけど、自分のうちにも作って置いていました。
叔母には2人男の子がいて、いづれ孫に遊ばせようと思って作ってたんじゃないかと思います。
そして一人は30代前半で不意の病気で亡くなり、もう一人の次男くんは、結婚の見通しがたたない、っていうか結婚の意思が全くないと悟った頃、私に作品をくれるようになりました。
25年くらい前かなあ。
昨日押し入れを整理してたら、この布絵本たちが出てきたんです。
叔母は本当に綺麗に仕上げる人で、ひと針ひと針が愛おしいです。
もう一人の次男くんは山口にいて、叔母の予想通り独身貴族を満喫してます。
山口に帰るたびに会う、弟みたいないとこ。
双子の孫が私のiPadの中の写真を見てると、女の子がポケモンのフェルトのマスコットを作っているのに目がとまりした。
「この子が書いた絵をぬいぐるみにしたんだよ」と私
「わー、上手。何歳?」
「君たちと同じ6歳」と私
「えーー、すごいなあ、その子が縫ったの?」
「うん、がんばって縫ったんだよ。
その子の絵を型紙にして、私がフェルトを切って、チクチクを教えてあげたの」と私。
「僕も書いた絵をぬいぐるみにして欲しい!」
1人の子は、サソリの絵、もう1人の子は、クワガタムシの絵を描いて、切り抜いた紙を元に私がフェルトを切ってやりました。
細かいところは私が手伝ってやって、小さなぬいぐるみが完成。
帰りはその虫たちで戦いごっこをして帰っていきました。
うちにはとても高いミシンが鎮座してます。
ただ購入して15年くらい経っていて、ボタンホールが縫えなくなってます。
修理に出せばいいんですけど、多分何日かかかるので手元から離せなくてそのまま使ってます。
ボタンホールは今の所そんなに使わないし。
ただ、今回お受けした仕事で、ボタンホールしたほうがいいかも、という状況になりました。
どうしよう、、、ボタンにしなくてもいいかもだけど、ボタンのほうがいいかもなんだよなあ。
その時、ママの手作りタイムのために買った持ち運びできるコンパクトミシンを思い出しました。
これ、ボタンホール、できるよな?
Amazonで1万7千くらいで購入した、ちっちゃなミシンです。
それがママの手作りタイムで結構活躍してるんです。
みなさん、はじめはドギマギ使ってるけど、最後は心地良さそうにスイスイ縫ってらっしゃる。
それで、コンパクトミシンを出して、ボタンホール縫ってみました。
おお、めっちゃ簡単に綺麗に縫えるじゃん!!!
このミシンで通常のお子さんのグッズは作れます。
ご家庭で軽く縫いたいのなら、このミシンで十分!
フィルターバブル現象で、私のインスタには手作り情報のサイトの広告がよく入ります。
それで購入しちゃったりもしてます。
今回入ってきた情報は「てといと」ハンドメイド記録サイト。
そこでこの企画を発見。
前に、そんな感じも企画を紙媒体で参加したことがあります。
結構な人数の作家さんが集まってて、5万円で2ページ。
写真は自分で撮ったので、かなり苦労しました。
というのも作品がデカくて家の中では背景とかうまくいかなかったので、近くの公園で朝早く誰も来ない時間に撮った思い出があります。
で、結果反響はほぼ0。
うーん、今回は10人セレクトのデジタルブックかあ。
選考に通ったら5万円の支払いがあるけれど、写真はプロが撮ってくれて、手芸編集者さんが関わってくれる。
今回はどこの出版社さんだろうと検索すると、老舗の出版社の誠文堂新光社さん。
ん?
なんか記憶にあるぞ、とメールを遡ってみると、
なんと、前出版の手前で企画が通らなかった出版社さんでした。
コロナ前、ここの編集者さんが一緒に簡単な布のおもちゃの作り方の本を出そうと頑張ってくださったんですけど、通らなかった。
それはどうしてか、私自身もわかるから、ただただ頑張ってくださった編集者さんに感謝してるんです。
ああ、ここなんだー。
ということで、今回は様子見で見送りますけど、いつかリベンジも含めて挑戦したい!と思っているところなんです。
てといとはここ