布絵本と布おもちゃの部屋
にわのシャベルが一日ぬれて
雨があがあって くしゃみがひとつ
くもがながれて光がさして
みあげてみれば
ラララ にじがにじが
空にかかって
きみのきみの気分もはれて
きっと明日はいい天気
きっと明日はいい天気
(歌詞 新沢としひこ)
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昨日は講習の準備の途中布の長さを切り間違えて、かなり大損、プラス今日買い出しに行かなくちゃいけなくなったし、その生地があるかも不明だし、という具合にかなり落ち込みまして。
その後双子を預かることになって外に出たら、
虹が!虹が!
大きな虹がくっきり出てて、新沢としひこさんの「にじ」を気がついたら口づさんでいて、
そしたらなぜか泣けてきて。
この歌、琴線に触れるだなあ。
息子が小学一年の時、クレヨンハウス主催のサマーカレッジに親子で参加した時のことを思い出しました。
2泊3日、親子別々に講習を受けて、宿泊も別々。
神奈川であったんですけど、大人の講習の中に絵本作家の長新太さんがいらっしゃったので思い切って参加することにしたんです。
息子は荒井良二さんとか落語家の桂文我さんとから直接教えてもらえる、という夢みたいな講習。
その時夜の大人時間に、新沢さんやトラや帽子店さん(今のケロポンズの増田裕子さんや虹の作曲の中川ひろたかさん)のコンサートがあって、そこで初めて新沢さんの歌を知ったんですけど、その時「にじ」を歌ってらしたんですよね。
部屋が同室だった埼玉在住の方が離婚されたばかりで、新沢さんの歌に救われたっておっしゃってたなあ、とか、お互いその時夢を語り合ったなあ、とかそんな思いもごちゃませになってるのかもしれません。
ずっと子どもと一緒だった生活から、久しぶりに大人だけの時間を過ごした3日間。
その後お互い語った夢の通り、埼玉の方は子ども専門の本屋さんを開き、私はおもちゃの手芸作家として本も出せて、しばらくメールを交わしていたけれど、今はどうしてらっしゃるのかなあ。
サマーカレッジの時の、ありし日の長新太さん(後ろ)と詩人の長田弘さん(右)