布絵本と布おもちゃの部屋
昨日は山口から来た叔父といとこと双子たち一家たちと長浜を楽しみ、また会おうねと別れて長浜から電車に乗りました。
休日の観光地なのに、電車は1時間に一本だったので車内は混み混みで、私は先頭車両のドア付近に立っていると、そばにはスマホ片手にぶつぶつ言っている青年がいました。
電車の時刻がどうのこうの、連結がどうのこうの。
鉄オタ?
電車が動き出し米原が近くなると、ますます眉間に皺を寄せて、「連結」のワードが多くなり、私は「連結がどうした?」と聞きたい気持ちでいっぱいに。
私も鉄道は好き、そしてもっと鉄オタが好き、だったりします。
鉄オタが好きっていうより、不器用に何か一点に集中して取り憑かれてる人に魅了されてしまうのです。
米原で電車が止まったんですけど、ドアは開かず、駅員さんが旗を持って電車と電車の間のホームに立っています。
我慢しきれず、青年に
「これから連結するん?」と聞くと、「うん、連結する」と彼は答えました。
あと2、3言葉を交わした気がするけど、ちょっと覚えてません。
がっちゃんという振動と共にまぢかに連結を堪能した後、ドアが開き彼は電車を降りました。
米原駅はJR東海線とJR西日本の両方の管轄で、新幹線駅ともつながってるちょっと特殊な駅です。
多分他の電車も見るのか、彼は駅のホームの椅子に座っていたのが窓から見えました。
電車が動き始めた時、彼と目が合って、なんか嬉しくなって手を振ってしまった、、、
双子も私に釣られて手を振りました。
すると彼は嬉しそうな顔をして、大きく長く手を振って見送ってくれました。
ちょっと蒸し暑い、5月の昼下がりのお話です。
長浜、フィギアの聖地、海洋堂さん