布絵本と布おもちゃの部屋
今日読んだデジタル朝日の記事が衝撃。
タイトルは
「母が編んだ『じゃじゃまる』セーター、友達にバカにされた日から一転』
簡単に書くと、
村上亮太さんは、小学3年の時に、転校先で着ていったアップリケのついたお母さんの手編みのセーターをからかわれ、心が折れる経験をしました。
家の中は母さんの趣味で作られて手作りで溢れていたので、手作りのセーターを着ることは彼にとっては自然なことだったけれど、人は違うんだろうと気がついた初めての経験だったと書かれてます。
そしてほどなくそれが原因で彼は学校に行けなります。
半年見守ってくれたお母さんが痺れを切らせて「いいかげんに行きなさい」と言われて、初めて村上さんは理由をお母さんに話したそうです。
するとお母さんはキレて(多分傷ついて)それから作ることをやめてしまいました。
そして、彼もお母さんの世界観を拒絶しました。
そんな彼はファンションデザイナーを目指して、イタリアの国際コンペの応募するための作品になかなかアイディアが出ず行き詰まっていた時、講師に過去のお母さんの手作りの服の話をしたそうです。
そしてお母さんの手作りの縞々の柄の上にNHKのじゃじゃまるがデザインされた服を見せると、信じられないくらい褒められた、んですって。
そして「こうゆうふうなセーターをデザインしたら」と言われたけれど、自分ではなかなかうまくできずスランプが続いていた時再び講師の先生が
「お母さんにデザインしてもらったら?」と提案されたことで、親子コラボの作品が出来上がり、ブランドとして誕生する!わけです。
あの時、完全否定して、お母さんの手作り人生にも蓋をするくらいの出来事が、時を経て、それが世界に発信するくらいの作品として認められる!!
時代と見る人と状況と、色々と変わると、全然価値評価が変わる!!
ゴッホを思い出すなあ。
作品を作ってる人は、私を含めて時代に振り回されるですよね。
流行りの作品じゃないなあっていうことを自覚する。
時にアタフタ抵抗したりする。
でも、この記事を見ながら、「大丈夫大丈夫、自分らしい作品を作り続けていこう」と思いました。
今は親子コラボは解消されてます。
一つ言えるのは、やっぱりお母さんの感性の中で育ったことが、彼の人生に影響したんだなあ。