布絵本と布おもちゃの部屋
昨日のぶらっとさんのハンドツリーはなかなか面白い空間でした。
夏休みで小学6年生が5人くらいいて、運営者のさき子さんがはじめ「一緒に縫おう」って誘っていたんですけど、もうテレビゲームをしていたし、これは無理だなと思い、
というか、無理強いしても良くないし、と思って、さき子さんに「子どもたちがやりたいって思ったらやったらいいと思いますよ」と、私は誘いませんでした。
それよりも、その場に6歳の女の子がポケモンの絵を上手に描いていたのが目に見えたんです。
「このこはきっと縫うのが好きだな」と直感して、誘ってみました。
「この絵をぬいぐるみにしよっか。チクチクしてみる?」
女の子は嬉しそうに頷きました。
まずこの子が描いた絵をコピーしてもらって、それを型紙にして私が布チョキチョキ、
そして、顔のバーツをボンドで貼ったり、マジックで書いたり。
その後に周りと縫ってもらうんです。
なみ縫いを教えたんですけど、小さい子は、チクチクと針を刺すより、同じ方向に針を刺す方がわかりやすいみたいで、気がついたらこの女の子、巻きかがりしてました。
そっか、小さい子はこの縫い方がいいんだ、と教えてもらった感じ。
この子がチクチクしている間に、ママの簡単手芸タイムに来てたママが赤ちゃんと一緒にやってきました。
「せんせー、前のお寿司できたんです!みてくださーい」
おお、丁寧。全部縫ってあります。
5歳のお姉ちゃんが遊びたがったのを、「まず先生に見せてから」
「9月から職場復帰するのでもう手芸タイムに来れないんです。
どうしてもせんせーに見てほしくって」と暑い中来てくれました。
そうこうするうち、もう1人手芸タイムに参加してくれたママが赤ちゃんを連れてやってきました。
6歳のお兄ちゃんのお誕生日プレゼントに魚釣りを作ったママ。
「すごく喜んでくれました」と嬉しそうに報告してくれました。
ぶらっとさんの壁にいっぱいくっついてるカブトムシを見て、
「今日はこれをお兄ちゃんに作って持って帰ります!」
そしてサクサクっと作ったカブトムシ。
机の上には手芸道具が並んでいて、いつでも作れる状態。
壁を見て、あ、これ作りたいと虫やお花を作って持って帰ってもOK!
材料はフェルトとか、私がたくさん持ってきてるんです。
ああ、いいなあ、こんな空間。
1年間作った壁の季節のアイテムたちが、作りたい意欲を刺激してくれてるし、
無理強いすることなく、作りたい気持ちが湧いてくる。
ただ、この場にやってきてここにいる方とさしで喋るってなかなかハードルが高かったりします。
でも、縫ものが間にあると、そこのハードルがちょっと低くなる、ような気がする。
手を動かしながら、ちょっとした悩みを喋ったり。
昨日は歯の矯正のことが話題になったかな。
女の子、見事にピカチュウ縫あげました!
そして私にこの棒がついた絵をプレゼントしてくれました。
帰った後、今度はメタモンを作り始めましたよ、というメッセージが届きました!