布絵本と布おもちゃの部屋
昨日も母のところへ。
ひたすら母の写真アルバムを一緒に見て、思い出話の時間。
母は記憶をなくしていても私が母から聞いていた記憶を辿って母に話すと、母は初めて聞いたように
「そうやったかね」としみじみした顔で頷く。
「これ、母さんから聞いたんやで」と笑いながら私が答える。
母も笑いながら「そうじゃったかね」という。
そんな時間の繰り返しでした。
母の持っていた写真アルバムは、母の母、つまり私のおばあちゃんのものだったので、昭和初期のものがたくさんありました。
母の生家。
母と戦死した母の父と母の姉と
母と姉とぬりえ帳
鶏小屋の前で
昔の新山口(小郡駅)と祖母の背中
戦争中の女性たち(ひいばあちゃんが右下)
会うことなかった私のおじいちゃん、
か、かっこいい
4年前に亡くなった父も話に入れてあげようと、父の写真をそばに置いて、ひたすら昔の旅をした半日。
8月16日だから本当なら父はあの世に戻るはずだけど、
きっと私のことが好きだから、私が帰るまでそばにいて話を聞いていたんじゃないかなあ。
実にお盆らしい山口の旅でした。