布絵本と布おもちゃの部屋
布って特別感がありますよね。
お子さんの講習は、縫いたいって子が多いです。難しいことができたっていう喜びの先に、作品が手元に残る。
最近の私の1番の感動した出来事は、この子のお話。
母子生活支援施設で、靴下ぬいぐるみの講習をしたんです。その時その場にはいらっしゃらなかった職員さんも作れるように、説明書を置いて帰りました。
YouTubeにも作り方動画載せてますし、参加された職員の方に教えてらもいながら、うさぎの縫いぐるみを作られたんです。そしてお写真と一緒にこんなメッセージが届きました。
「私もうさぎ1体作りました。娘(小1)からすごい!と感心してもらい、娘も初めてお裁縫でうさぎさん用のクッションを作りご満悦です。」
その後、うさぎさんのお布団やカバンを作られたというお便りをいただいて、とても嬉しくなって、家庭科教材やさんから頂いた布を少しですけど、プレゼントさせてもらったんです。
そしたら!シュシュを作りました、というお返事が!自分が作ったシュシュをつけるなんて、どれだけ嬉しいことで、どれだけ自信になるか!
私は長く布おもちゃ教室をしてきて、手作りのおもちゃを作ることで生まれる底力をたくさん見て、それを力説してるんですけど、どうも皆さん、お裁縫苦手意識と、手作りという少し押し付け的ないいお母さん像に抵抗を示す方が多くて、なかなか伝わらない。
でも、小さいお子さんからご高齢の方まで、布をチクチクすることで心が安らかになったり、元気になったり、日々の生活に生きがいができたりする方、本当に多いんです。
お裁縫療法って私、呼んでるです。