布絵本と布おもちゃの部屋
ステッチの話です。
万年カレンダーを作っていて、日と月の札はフェルト2枚合わせています。
その2枚合わせるときのステッチをどうしようかと迷っていて、とりあえず「日にち」はブランケットステッチにしました。
ブランケットなんかによく使われている、糸をかけて端をかがるステッチです。
それで月の札も同じブランケットステッチにしようかな、と思ってやってみたんですけど、なんかイメージが違う。私の中では。
それでストレートステッチにしてみました。
よく「ブランケットに変えてみました」っておっしゃると、周りが「すごーい」っていう反応があったりするんですけど、ブランケットの方が実はやりやすかったりします。
糸を引っ掛けて針を進めていくんですけど、縫い目が揃いやすいんです。そして裏側も綺麗に揃う。
一見単純に見えるストレートステッチは、ちょっと斜めに進んだだけで縫い目が汚く見える。
まあ、それも可愛さ!ってしてしまえばいいんだけど。
それで今回は月の札は日本語と英語の2枚を合わせるので両側のステッチが綺麗じゃないといけない。となると、これが結構大変だったりします。
面だけ綺麗でもだめ。常に裏を意識しながら針を出す。これでも何度も抜き直して完成させました。
なので、見本はストレートステッチだけれど、苦手ならブランケットでもOKです、という案内は入れようと思います。
縫ったことがない方は、単純に見えるストレートステッチは簡単じゃん、って思われるかもしれないですけど、単純なものほど奥が深かったりする、という哲学も感じる手芸なのでした。(大袈裟?)