布絵本と布おもちゃの部屋
昨日と一昨日と、朝早く最寄りの駅の階段下に高校生数人が募金箱を持って立っていました。
「あしながさんだわ」
あしなが育英会は、親を亡くしたお子さんたちの支援団体です。私はあしながさんの募金を見つけると、必ず募金しようと決めてます。
一昨日はとても寒い朝で、学生服を着た男の子たちが縮こまるように体を丸めて「募金してくれる人はいないだろうなあ」という佇まいで 並んで立っていました。
自分たちの未来を担ってるその募金箱に、お金だけじゃなくて「大丈夫だよ、応援してるよ」というメッセージも一緒に託す。男の子たちは嬉しそうに「ありがとうございました」と大きな声で言ってくれました。
ちょっと話はズレるんですけど、子育ても、ママには「ヘルプじゃなくてシェアだから」と言ってます。助けるより、分け合う。「言葉のあや」かもしれないけれど、助けてもらってると思うより、分け合ってるんだ、社会全体そんな気持ちになった方が、不合理に偏って担ってる人の負担が減っていくんじゃないか、と思うんです。
再び私の大好きなカートヴォネガットの本から(前も書いたけど)
「ぼくたちが生きてるのは、みんなで助け合って今を乗り切るためなんですよ。今がどんなものであろうと関係ないんです。」カート・ヴォネガット『国のない男』
『スラップステック』ーまたはもう孤独じゃない! カート・ヴォネガット