2024.11.23 Saturday

日記

2023-12-12 09:37:00

それぞれの死生観

TBSのクレイジージャーニーっていう番組が好きでいつも観てるんですけど、昨日のはかなり衝撃的!

インドネシア「死ぬために生きる民族」トラジャをオカルト研究家の吉田悠軌が訪問。

そこで見たのが先祖の遺体を掘り起こす儀式のマネネ。故人と家族が数年ぶりに対面するセレモニーなんだけど、その故人と家族の距離がすごく近いんです。

言い方は間違ってるかもしれないんですけど、ミイラ化したご家族の遺体を並べて、親戚がわいわいと楽しそうに服を着せ替えたり、顔の埃をとって綺麗にしてあげてる。

お日様の方に向けて抱き上げる。乾燥させることで長持ちさせる、ということらしいです。

愛情をもって大切にまるで生きているかのように。誰も気持ち悪がったり怖がったりしてない。それは小さい頃からのあたり前の風景なので、子どもも楽しそうなんです。

お葬式も年収の40倍かけて、カラフルな音楽フェスのように賑やかで、水牛を10頭捧げ物にして、それを訪問してくれた方に分け合う。

オカルト研究家の吉田さんが、各地を訪問するときいつも聞くのがその土地にある怖い話らしんですけど、ここの住民に聞くと誰1人怖い体験をしたことがないということでした。お化けという存在は知っているけど、死者の存在は彼らにとって怖いものではないので、そういうことを経験したことがない、っていうことらしいです。

MCの松本人志が番組名にちなんで「クレージーやなあ」といい意味で呟くと、吉田さんが「彼からすると私たちがクレージーなんでしょうね」と言ってたように、

お墓からゾンビ化した先祖が出てくるより、ずっと健康的な民族ではないかなあと、色々考えさせられたテレビ番組でした。

ちなみにオカルト。オカルトって書くとちょっと怪しげですけど、元々の意味は「超自然的な 神秘的な」っていう意味。