布絵本と布おもちゃの部屋
教室の生徒さんの中に、すでにご高齢の方のための居場所作りをされてる方がいらしゃっいます。ここで教えたもらった作品を教えていいですか?というご相談を受けたので、「どうぞどうぞ」と、時々材料もおわけしたりしてます。
町内会でやってらっしゃるわけでもなく、県またぎの京都での活動。どういう経緯なのか詳しくこの間お聞きしたんです。
生徒さんは70代後半、高齢の方のいろんな勉強会に参加されてるされて、その時出会った方と勉強会をしようという話になったようです。例えば高齢者のお金の問題とか、健康のこととか。でも硬い話ばかりだと人はこないよねえ、ということで、何か作るのはどうか、という話になったようです。
お料理もいいし、「そういえば〇〇さん、布絵本おもちゃ教室に行ってらしゃるんですよね、何か教えられませんか?」ということではじまったようです。
会場は、メンバーの方のお家を開放。午前中手作り教室。みなさんお弁当を持ち合わせて、午後からお勉強会という流れ。
この間はおじいちゃまがお孫さんのためにケーキの布おもちゃと作られたそうです。
ボンドを使う作品で、不慣れな方で机がべちゃべちゃになったそうだけど、なんとか作品は完成。その後お孫さんが喜んだかはまだお聞きしてませんけど。。。
でもその生徒さんがおっしゃるには、「男性の方は、玉留めもできないので教えてあげたんですけど、これからの人生、ご夫婦でどちらが生き残るかわからないでしょう。
ボタンをつけたり、そういうことができた方がいいですよねえ」
あ、そういう側面もありますよね。この年代の男性の方は本当に縫ものと無縁だから、そういう側面での手芸も大切だなあと、思いました。