布絵本と布おもちゃの部屋
針と糸で作ること、なんとなく縫っている時間と空間。
その時間、そこにいたいと思う気持ち。ただなんとなくそこに集まりませんか?といってもなかなか難しい。
そこで縫い合うということを最近特に考えてきているんですけど、いきなりみんなで作りましょう!といってもなかなか人は集まらないなあというのを、ちょっと感じてます。それはそれで全然オッケーなんですけど。
そういえば、昔地域を巻き込んで、児童館のおもちゃを作ろうというのを5回シリーズでやったことがあります。
赤ちゃん連れのママからご高齢の方まで、非固定性で来たい方が来る。参加したら、ここで覚えたことを家で作れるっていうおまけをつけました。
そしたらものすごく盛り上がって、異世代交流もバッチリで、講習が終わった後もクラブ的に残そう、という動きにまで発展。
おお、理想的な形になった!と喜んでいたんですけど、続かなかったんです。うまく運営できなかったようで。尻窄みになって消滅。
そして私の今の教室。
ここが一種の居場所的な役割になっているんですね。
お孫さんが大きくなって布絵本おもちゃがいらなくなっても来たい、文化教室ですから、講習料を払っても。
電車に乗って階段を登ってここにいらっしゃる。そういう日があることが大切なんだっておっしゃってました。
情報の交流も楽しい。ちょっとした愚痴も楽しい。他の方のお話も楽しい。
「家にいたらこんなに笑うことないんです」ってよくおっしゃいます。
近い場所じゃないのもいいのかもしれないです。でも近い場所だから必要だといこともある。
いろんな形の居場所を、今、体験しながら勉強しています。