布絵本と布おもちゃの部屋
孫たちにうちで遊ばせるピタゴラスイッチ系の積み木を買ってやって、収納ボックスもいるなあと、ウチにあるダンボールを物色。
ちょうどいい大きさのしっかり目の箱があったので、入れてみるとビンゴ。
でも4歳の男の子たちが使うんだから箱も可愛く使いやすくしたいなあと布を貼ることにしました。
ダンボールで作るボックスは、私は結構何個も作っていて、リフォーム屋さんのインスタにも紹介されたことがあります。
せっかく作るんだったら双子たちの好きなキャラクターにしてやろう。
今ハマっているのが「パオパト」動物たちがいろんな未来的乗り物に乗って、レスキューする。幼稚園で大流行りらしいです。
その辺りの手芸店では売ってないので、ネットの手芸屋さんで注文。1m900円?あー結構するなあ。
とりあえず2m注文しておこう、と「2」を入力して購入。そして3日後に商品到着。
ワクワクしながら袋を開けて見て布を広げてると、短い。どう見ても2mじゃない。
えええー、手芸店さんがこんな初歩的なミスをするかね、と同じネット販売をしているものとして、ちょっと呆れてしまった。
で、写真を撮って、私にしてはちょっと強めのクレーム。
「2m注文したんですけど1mしかありません。続きで欲しいので2mのものと交換していただけますか?」
しばらく待ってもメールの返信は来ず。こういうクレームはすぐ返信が来るんだけどな。
すると電話がなって受話器を取るとその手芸店からでした。
「あのー、ご注文いただいた単位のお値段は50cmのものなんです。なので「2」の注文で1mということになります」
と申し訳なさそうにおっしゃいました。
「ああああ、そうでしたか。よく見てませんでした。すみません!
いやあああ、50cm900円ですか。お高いんですねえ💦」
「あ、はい、申し訳ありません。キャラクターの生地ですので。」
・・・という結末です。
安く仕上げようと思った収納ボックス、めちゃ高くついた、っていうお話でした。
ダンボールで作る収納ボックス、結構簡単です。そのうちYouTubeで作り方を紹介しますね。
昨日、再び滋賀県立美術館の「みかたの多い美術館展」へ。「さわる知る 読む聞くあそぶ はなしあう 『うーん』と悩む 自分でつくる!」というコンセプトの展覧会。
今回は展示の最後に設けてあった「作ってみようエリア」の話。
私もお子さんの短期講習でいろいろ作ってもらうことがあるんですけど、割と素材はあんまり日常にはないだろうもの、私だから揃えられるものを用意します。
例えばB'z(あー、いつもビーズとかくとこちらに変換してしまう!ファンじゃないのに!!!)改めてビーズとかモールとかレースとか。
で、親ごさんとか「いつも家にないものがここまで揃っていて自由に使えるから、とても楽しそうー」って言ってもらえて、「はい。こういう仕事してますから家にいっぱいあるんですよ」と言ってました。ちょっと得意げに。
けれど、今回のこのコーナー、毛糸とか折り紙とか紙テープとか、とても単純な素材。あと色鉛筆。
土台の紙も、A4のちょっと厚めの紙。そこに自由にアートしてもらう。ただそれだけの用意なんです。
なのになのに、この作品たちのすごいことったら!!!
ただ、紙には2重の丸が書いてある!
ここかー、ここが結構ポイントなのか、も。
出来上がった作品は展示してもらえます。
ちょっと写真を撮ってきました。見てもらえれば、私が興奮していた理由がわかるはず!
4歳の双子の孫は、ウルトラマンがちょっと好き。この間も手芸屋さんでママとウルトラマンの生地を見て、巾着袋にするために買った程度に好き。
じゃあ、これはどう?と見せたのが、息子が小さかった時に作った帽子。
息子が小さい時、服とか袋とか帽子とか、かなり作ったんですけど、何点か残して捨ててしまいました。で、その数点の中に入ってたのがこのウルトラマン帽子。
なんと、ママと買ってきてたウルトラマン生地とほぼ一緒のデザイン。
双子の1人がすかさずそれを取って、頭に乗せる。おお、ちょうどいい!
その後彼の日常の帽子になりました。
ウルトラマンって、私が小さい時にテレビで流行ったシリーズだけど、ちょうど息子が小さい時一回りしてまた流行って、そして孫の世代もまだ生き残ってる!とても息の長いキャラクターなんだなあ。
昔キャラクターという存在を否定してた時もあったけど、子どもをいっぱい励ましてくれる存在なんだと最近思います。不安な時、大好きなキャラクターの絵がそばにあるって、とても心強いんだろうなあ。
子どもにとっての「推し」なんだな。
そして今回はとーちゃんが好きだったっていうテイストも加わった「スキ」
ちょうど息子がかぶっていた時の写真(右)が出てきました。
時を超えて、ちょっと色褪せた今の帽子。でも現役(左)
布って特別感がありますよね。
お子さんの講習は、縫いたいって子が多いです。難しいことができたっていう喜びの先に、作品が手元に残る。
最近の私の1番の感動した出来事は、この子のお話。
母子生活支援施設で、靴下ぬいぐるみの講習をしたんです。その時その場にはいらっしゃらなかった職員さんも作れるように、説明書を置いて帰りました。
YouTubeにも作り方動画載せてますし、参加された職員の方に教えてらもいながら、うさぎの縫いぐるみを作られたんです。そしてお写真と一緒にこんなメッセージが届きました。
「私もうさぎ1体作りました。娘(小1)からすごい!と感心してもらい、娘も初めてお裁縫でうさぎさん用のクッションを作りご満悦です。」
その後、うさぎさんのお布団やカバンを作られたというお便りをいただいて、とても嬉しくなって、家庭科教材やさんから頂いた布を少しですけど、プレゼントさせてもらったんです。
そしたら!シュシュを作りました、というお返事が!自分が作ったシュシュをつけるなんて、どれだけ嬉しいことで、どれだけ自信になるか!
私は長く布おもちゃ教室をしてきて、手作りのおもちゃを作ることで生まれる底力をたくさん見て、それを力説してるんですけど、どうも皆さん、お裁縫苦手意識と、手作りという少し押し付け的ないいお母さん像に抵抗を示す方が多くて、なかなか伝わらない。
でも、小さいお子さんからご高齢の方まで、布をチクチクすることで心が安らかになったり、元気になったり、日々の生活に生きがいができたりする方、本当に多いんです。
お裁縫療法って私、呼んでるです。