日記

2024-04-05 09:53:00

新しいことをし始めるということ

その方は去年の秋にこの教室にいらっしゃいました。

とてもおとなしい方で、穏やかな方で、縫うスピードも緩やかで、おっとりされた方です。

ここにいらっしゃってる時間だけ縫ってらっしゃるようで、作品も7ヶ月経った今もまだ途中。

「そういう作り方もありますから、無理をされないようにね」って言ってます。

ちょっと前に連れ合いの方を亡くされたというお話をお伺いしたのは、教室に来られて2ヶ月くらい経ったあたりだったかなあ。

そこからようやく外に出ようという気持ちになって、こうやって教室に来て、生徒さんたちの会話を聞きながら、ちょっと笑われたり。

5ヶ月目くらいに、薄くお化粧をされるようになりました。

そして昨日は、この教室のLINEグループがあるんですけど、入られます?って聞いたんです。

「どうやったらいいか、ちょっとやり方がわからないんですけど。はい、入ってみます」

で、晴れてLINEグループの一員に。

他の皆さんからLINEのご挨拶に「よろしくお願いします」と返信されてました。

何かを始めると、新しい出会いもセットでやってきて、そして新しいことをやっていこうと思うきっかけになったりします。

この教室で、生徒さん同士教え合いながら段々慣れて行かれた方もいらっしゃいます。

縫い物だけじゃない、何かにつながっているんですね。

2024-04-01 09:35:00

職員さんにとっても

土曜日の母子生活支援施設での講習の担当の方は、毎回講習で作ったものを作られます。

お子さんが小学2年生で、作るたびとても喜んでくれるというお話をお聞きしてます。

特にサコッシュ。これは一緒に生地を見て買って、途中お子さんができるところは手伝ってもらって完成させたんです、と言ってお子さんが肩にサコッシュをかけた写真を見せてくださいました。

「お友達の家に行くときは、必ずこのサコッシュを持っていくんですよ。中に前ここで作ったぬいぐるみを入れてね。

で嬉しそうに、『ママが作った』って言うらしいです」

もしかしたら、大人が思う以上にお子さんにとってママ(ママに限らず)が作ったと言うことの意味が大きいかもしれないなあと思いました。

「作品ができるたびに『ママ、すごい!」って尊敬されるんですよ」

それを友達に見せる、そして友達も驚く。それを作り手の大人が聞く。

この循環。

それを実感してこそ、母子生活支援施設での意味もまた違った観点から取り組めるのではないか、と思ったのです。

2024-03-31 09:53:00

疲れたけど楽しかった!

昨日は、母子生活支援施設での講習。

今までにない難易度。なんといってもファスナーをつけるので。

職員の方に手伝ってもらうにしても、大変だろうなあと思っていたんですけど、やはり大変だった。

1時間オーバー。途中かなり手伝いました。

とにかく時間内に全員の方に完成した作品を持って帰って欲しかったんです。

だからかなり縫ってあげちゃった。でもいいと思う。途中どこか作ってて、とにかく完成させるのが大事。

いつも参加してくれるママで(20代半ば?)いつも自分なりの工夫でサクサク完成させる方がいらっしゃるんです。

で、作品もかなり個性的。

今回もどうやったらこの発想が生まれる?っていう作品が出来上がりました。

この太陽が赤いメガネをかけてるマカロンケース。

すごく面白い感性だと思うんです。ポップで、現代アートに近い?

で、私「〇〇さんって天才!」って言うと他の方が「せんせー、頑張って褒めてはるわ」みたいな感じでちょっと他の方がからかってたから

「いや、私は嘘は言わないで。ほんまにすごいなって思ってるんやで」って言うと、そのママが

「せんせーが私の作品好きなの知ってるー」って笑顔で言ってくれました。

あ、ちゃんとわかってくれてるんだって、嬉しかったんです。

このママ、ちょっと天邪鬼的なところがあって素直じゃなかったりするけど、可愛いママなんです。

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2024-03-26 10:02:00

とにかく作る作る作る

土曜日の母子生活支援センターのお母さんたちの今回の講座は、難易度が高いです。

なのに、参加がいつもより多い。。。

つまりは、難易度が高いってことは、いつもより手が込んでて欲しくなっちゃう、作ってみたくなっちゃう、っていうことで、難易度とやりたい気持ちは比例するのかも。

初参加の方もいらっしゃる。

困った困った困った。

ということで、日々作りながらより簡単な作り方を発見する旅をしています。

アニマルが増えていく。。。

職員さんも教えられるように動画も上げる予定。

とにか参加者全員の完成を目標に頑張るぞー。

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2024-03-22 08:54:00

おしゃべりしながらも作品はできてます☺️

滋賀リビングカルチャーの教室。

10人の生徒さんが、もゆっくり作品を作られてます。

平均年齢70歳くらいかな。

私は教室で2番目に若いです。

「まー、今日着てらっしゃる服作られたの」「その鞄も手づくり?」「たくさん作ったからクマさんのミニぬいぐるみもらってもらえる?」

みなさん、いろんな分野の手作りの得意分野があって、教えあったり、もらったりあげたり。

他愛のないお話で盛り上がりながらも、作品はちゃんと完成してるんですよね。

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