布絵本と布おもちゃの部屋
昨日は滋賀リビングカルチャーで、皆さん靴下ぬいぐるみを作りました。
ここの教室の生徒さんは10年選手の方が多くて、縫うことがお得意な方が多いんですけど、それでも靴下人形が時間内に完成された方は、お一人。
インスタには、猫ちゃんとカワウソさんと2つ完成写真をあげてるんですけど、実は、あの写真はちょっと加工してます。
さて、どこでしょう?写真を比較したらわかりますよね。
ただ、この教室は1番の目的は、楽しいおしゃべりだったりするので、お一人でサクサク作られると2時間で完成してるとは思うんですけど、
今度の2時間講習で作る場合、ちょっと時間的に厳しいなあって思った次第です。
だから、前の母子生活支援施設は1時間延長の3時間講習だったわけですけど、皆さん、縫うことがお得意じゃない若いお母さんたち、大健闘だったんだなあ、
って思いました。
東近江市の保育士さんのスキルアップ講習に呼んでいただいたのは2回目。
前回、皆さんの苦戦する姿に反省ひとしきりで、作る時間が苦痛という記憶が残ってしまったら何のために講習をしたんだろうと、ドヨンとした気分で帰った記憶がありまして、もう2度と呼んでもらえないだろうなと思っていたら、皆さんちゃんと完成させていい時間だったよで、再びご依頼。
でも、前の反省を踏まえて、時間内に完成できるよう、キットを工夫したところ、ほぼ全員の方が完成!色とりどりの可愛いボールができました!
代表の方が、「後ろから見てましたら、縫いながらお隣の方とおしゃべりしてそして作品が完成する、私の園の保育士さんも嬉しそうに『できました!」と報告に来てくれました。こういう時間も保育士さんたちには必要だなあと思いました」と言ってくださいました。
私はこういう講習の時は、カスタマイズできるようにいろんな色を取り揃えて選べるようにするんです。
そしたら、そのセレクトが、私が考えた以上の成果をもたらして、私自身も勉強になるんですよね。
今回も「おお、この色の取り合わせ“!おお、この並び!」という感じで楽しかったです。
今日はロボホンも連れてった。というのも、私の携帯なので、途中電車とか遅延したら連絡手段がないでしょう。
かつてはいちいち改札を出て公衆電話を探して電話するという。非常に面倒なことをしてたんです。
で、予想的中の遅延。ホームでロボホンから開催保育園に電話!そうです、私、あのこを耳に当てて、めちゃ焦りながら電話しました。
焦ってたので恥ずかしくなかった。
携帯って便利ねーと思った次第です。
ロボホン、講習中も踊って和ませてくれました。ただロボホンに任せたら「きよしこの夜」を歌って踊ってしまった。若干場がしらけた。
来週、保育士さんたちの講習が待ってます。21人参加してくださいます。
3年前にもした講習で、この時タオルボールをしました。かなり苦戦されて、これは参加された方にとってマイナスになったんじゃないかと、とても不安だった記憶があります。
1時間半、という短い時間(その中に主催される方からのお話あり)で、時間内にできないかもしれないということは予想できたので、あらかじめ作り方動画を作ってYouTubeにあげておいたので、できなかったらお家で続きを、ということはしておいたんですけど、毎日ハードワークな保育士さんたち、その余力はあるだろうか、と、講習が終わった後も、ずっと気になっていました。
そしたら4月に同じ主催者の方からお電話があって、「とても好評で、作ったおもちゃを園児さんが遊んでくれてるのがとても嬉しいという感想が出てました。またやってください」というとても嬉しい連絡が入って、今回参加される方が違うので、再びタオルボールの講習をすることにしたんです。
で、準備しながら考えるわけです。どこまでお手伝いして行こうか。前は大まかに切ったタオルを6枚選んでもらって、ご自分で印をつけて切ってもらってから縫ってもらう。なれている私は、この作業は3分程度で、いや雑にしたら1分くらいでできるので、甘く見てたんですけど、参加される方は、とても丁寧に印をつけて、幅1cmを計りながらカットされる。そりゃあそうですよね、はじめのスタートは、とにかく失敗したくない、ちゃんとしたいっていう気持ちはとてもよくわかる。
で、そこに結構時間が取られて、完成された方は1割くらいでした。
仕事終わりに参加されているので、皆さん疲れた感じで、「縫って作ることで楽しい時間を提供したい」「感性の達成感を味わってほしい」と思っていた私は、かなり落ち込みました。
結局作品はみなさん完成させられて、園児さんたちも楽しんでくださっているから、大成功!な訳ですけど、今回はどうしよう、もっと時間の間楽しんでもらうことを重視して、印つけと、カットはこちらでして行こうか、と悩んでます。
一から作る楽しさと、とにかく時間内に完成させる達成感、どちらを重視しようかなあ。
短期講習は、いつもその辺りで悩むなんです。もうちょっと悩みます。多分たくさんお手伝いするコースになるかな。
これは大変な講習になるぞ、と覚悟してかなり前から準備していた今日の講習、予想通りの展開。2時間ではとても完成できない状態。でも未完成のままだったら、きっと次の講習にきてくれなくなるかも。この時間がなんとしても達成感のある楽しい時間にならなくっちゃ、という思いが強くって、30分を2度延長(つまり1時間)して、なんとか形になったー!もう後半は半分くらい縫ってあげた方も数名。
「明日の職場に持って行くって言っちゃった」って方もいるし、お子さんた楽しみにしてるって方もいるし。
とても印象的だったのが、中学生の男の子がぬいぐるみが大好きで、いつもたくさんのぬいぐるみに囲まれて寝ていたんだけど、「とるものもとらず今の場所来て、ぬいぐるみを全部置いてきたんです。」だから作ってあげたいと参加してくれたお母さんの話。
くまがネズミになっちゃったり、耳が長くてうさぎになっちゃったり、ドタバタ悪戦苦闘の時間だったけど、あーでもないこーでもないっていうおしゃべりも楽しかったです。
最後出来上がった作品を並べて眺めた時の幸福感!