布絵本と布おもちゃの部屋
今週の土曜日は、母子生活支援施設での講習です。
前回、完成できずにお母さんたちのストレスを若干感じました。
今回はなんとしてでも完成に持っていきたい。
ただ、簡単にできそうなものは申し込みが少ない。
ちょっと作れなそうなレベルの作品にじゃないと、作りたいという気持ちにならないんだろうなあ。
それを埋めるのが、どこまで準備していくか、ということになります。
今回の作品は、お子さんの性別や年齢などを考えて、選択制にしました。
鈴入りの大きないちごガラガラ。
バナナとイチゴのチャーム。
イチゴのチャームとイチゴの髪飾り。
この3パターンの申し込みがありました。
これを2時間で作ってもらう。
とりあえず職員さんと、「一個完成を目指そう」っていう目標にしてもらうことに。
すぐ縫えるようにカットと印つけはしました。
髪飾りのイチゴのビーズ、つけるのに時間かかるなあ、ってことでこれも縫い付けておきました。
6人参加なので、針と針山も用意して糸も通して持っていこうかなあ。
リビングの簡単布雑貨の教室に来てくれてる方で、ご自分が作るのが好き、というわけではなく、今関わっている若い女の子が「手作りマルシェに出たい」ということで、自分も何か作って出せたらいいかな、と思って受講されてます。
ケーキを作られて、ウサギのぬいぐるみを作られて、クマのぬいぐるみを作られて、前回はマカロンケース。
作りながら「細かい作業は性に合わないんですよ」とおっしゃいながら、迷いなくサクサク作られる。
楽しみながら、というより業務的でとにかく作らないと、って感じで。
「楽しいです?」ってお聞きすると苦笑いしながら「いやあああ、楽しいって感じでないかも」って正直におっしゃいます。
「あー、ちょっと私の作ったのは不細工だわ、これじゃあ、売れないなあ」
その方が前の講習の時、
「ああ、そうそう。
孫がねえ、あのウサギとケーキが大好きなんですよ。
うちに来たら、あれですごく遊ぶんです。
こないだも遊びに来た途端、覚えていて出してくれって」
「嬉しいでしょう」と私が確信に満ちた顔でお伺いしたら、ちょっと照れながら
「はい、嬉しい」
「あ、だからと言って、作るのが楽しいかって言ったら、やっぱり苦行だわ」っておっしゃってましたけど、
それでも◎!