布絵本と布おもちゃの部屋
お話布絵本はたくさん作ってて、一番初めに作ったのは「笠地蔵」そして「オオカミと7匹の子やぎ」あとは生徒さんのリクエストを受けて、「赤ずきん」「桃太郎」「大きなかぶ」「猿かに合戦」「ブレーメンの音楽隊」「わらしべ長者」「はじめてのクリスマス(キリスト誕生絵本)」「おむすびころりん」そして「親指姫」。
作る前には、お話をじっくり読みます。日本昔ばなしの場合は伝承なので、結構いろんな諸説がありどれを選ぶかちょっと大変。おむすびころりんなんて、西の方に行くと、お爺さんとお婆さんが立場が入れ替わったりしてます。わらしべ長者も交換するものが違ったりしてます。
その点海外のお話はグリムとかアンデルセンとか作者がいるので、訳が違うくらいで内容は変わらないのでそれに沿ってしっかり作ることを心がけてます。
このお話にしようと決めて、お話を改めて読むと、結構大枠だけ知ってて、細かい内容をすっ飛ばしてたことに気がつきます。小さい時にぼんやり聞いたり読んだりしたもんで。もしかして幼児向けの本の端折ったバージョンを読んだのかも。
で、本題の「親指姫」!小さい時は割と悲劇のヒロインぽく思っていたけれど、しっかり読むと(青空文庫)かなりこの子、失礼だわ。
まず、子どもが欲しいと願った女の人に、魔女が種をあげるんです。そのタネを大事に育ててその花の中から女の子が生まれます。女の人はそれはそれは大事にその小さな女の子を育てるんです。でも親指姫は、いろんな自分と違ったタイプの生き物に求愛されて、違う!と逃げまくる。
唯一見向きもされなかったのが黄金虫。黄金虫もさらっておきながらあんまりなんだけど。でもそのあとは親指姫は自由に平野で暮らします。
そして冬がやってきて、凍えそうになったのでネズミのおばさんのうちにお世話になります。で、そこでネズミのおばさんはもぐらを紹介するんですけど、親指姫は土の外に出ないもぐらが嫌で嫌でしょうがない。ここでもぐらは悪役に思えるけど、お話の中ではそう悪い人、いや生き物じゃないです。
そうするうちに、傷ついたツバメに出会って、ツバメを介抱してあげながら、ツバメのいる世界の話を聞いて、花の王子のことを知るんです。
そしてもぐらと結婚させられる前に、ツバメの背中に乗って旅たつ。そして自分と同じタイプのかっこいい王子と結婚、というお話。
気づきました?
私が?って思うのは、初めに出てくる女の人がどんなに心配して悲しんでるだろう、ということなんです。一言、「助けて」とか「ごめんね」とか「ありがとう」とか言って欲しかったわ。で、ネズミのおばさんの時もそう。一応助けてもらったんだから、そんな形で出ていかなくても。。。
と、ちょっと憤りを感じたりしたんですけど、このお話の楽しいところは、とてもたくさんの生き物が出てくるところ。カエルの親子に、メダカに蝶々に黄金虫、そしてネズミ、モグラ、ツバメ。そして数も色々。
作ってくれた生徒さんがおっしゃるには、「たとえばお皿に乗せたお花が15個ありますでしょ。あれで、孫と引き算足し算の練習に使ったりしてるんです」
なるほど!お話に目くじら立てずに、この展開を素直に楽しめばいいんだなあ。そしていろいろな形でお子さんと向かい合うのが、布絵本の良さだもんなあ。
ということで、これもそのうち(来年だけど)ネット販売キットの準便をしよう、と、軽く決意したのでした。
パソコンのディスクトップは双子の写真にしてます。
双子が遊びに来ると私の部屋に来て、椅子に座る私の膝に2人乗って、ネットで見つけたクラフトを印刷をするのがいつもの日課です。
なので、自分たちがパソコンのトップ画面だったら嬉しいだろうなあって思って。
今回バージョンアップした時、違う双子の写真に変えたんです。前よりもっと小さい時の。一応私のテーマとしては、双子と私が作ったおもちゃが写ってる写真。
双子、すぐに写真が変わったことに気がつきました。
予想外だったのが、小さい時の自分たちがわかってないということ!
あ、そこにいるのは自分たちだとはわかるけど、お互い、自分と主張する子が、違う!2人とも逆になってる。で、ちょっと揉め始める。
「いやいやいや、こっちがツムでこっちがオリだよ」と、何度か言ってやっと納得。いや、納得してないかも。
4歳児の脳と視覚と認識は、まだまだ境界線が甘いんだなあ。
上が今のディスクトップ。下が前使ってた写真。
どっちがどっちに成長したか、変わります?
11月の0歳児さんの保育士さん講習の内容が決定。
2つサンプルを送ったんですけど、「こっちだったらいいなあ」と思った方になりました。「かわいくっていいおもちゃですね」って褒めてもらった。
余布のコットンで簡単に作れるにぎにぎです。
双子の孫が赤ちゃんの時、とてもよく遊んだおもちゃ。中に鈴が入ってます。
にぎにぎなんだけど、完全な「輪」じゃなくて、丸の両端はくっついてません。なので、「リストバンドトイ」的に赤ちゃんの腕に腕につけることもできます。
たくさん作って繋げることもできるし、年齢を重ねても遊べる楽しいおもちゃだと思います。
双子の時は、両端にマジックテープをつけて、くっつくようにしたんですけど、ここが結構作る時難関。
あまり手芸がお得意ではない方に、1時間半以内の講習で、このマジックテープ付けが不安。と思った時、「要る?このくっつけるってとこ」ってふと。
なくても素材がコットンのため、キューッとしてるから、輪っかになるんです。
ないほうが遊ぶのに自由度が増えるんじゃない?と思って、思い切って、くっつける機能をやめました。
この両端があるタイプの輪っかのにぎにぎは、スナップボタンで止めるタイプはネットで見たことあります。
でもまるまる両橋がフリーなのは、ないんじゃないかなあ。でも広い世界、あるかもだけど、とりあえず私考案。
名前は「輪っかにぎにぎ」
そのうち作り方をYouTubeにあげよう。
めっちゃ簡単なんです。
今日地元は市議選投票日です。
「やっと静かになる」というのが正直なところ。不謹慎だけど。
市議選は狭い地域に多くの立候補者が出るので、選挙カーのスピーカーの音がかち合うことが何度もあります。
頑張りを見せるのが投票数を比例すると思っているのか、8時ギリギリまで候補者さんたちは名前を連呼する。
その間、会話も止まるし、テレビの音も聞こえない。
「ただ名前を連呼されてもなあ、清き一票をって言われてもなあ。」
実際このやり方は、投票数に影響しているんだろうか。と、今回特に思いました。
お一人(いや、他にもいらしたかも)全然車を使わず、徒歩で活動していた立候補者の方がいました。
2回も歩いている方と向かい合って話しているところを見たんです。
手を振りたくなった。振らなかったけど、心の中では振った。「頑張れー。私はあなたをちゃんと見てる」って。
もちろん政策も読んだ。
今までの当たり前だったやり方に疑問を持って「それって本当に意味がある?」って改めて選挙活動、考えてほしいなあ、候補者さんたち。
ああ、最後にこんなこと言ってた方がいた。
「ありがとうございます!皆さんの応援の声に励まされております!」
もしかしてご自身が励まされたいから、選挙カーで叫び続けてるのか?
そういえば、私が小学校のとき、市議選の車の中の立候補者さんがスターのように見えて、手を振った気がする。