布絵本と布おもちゃの部屋
私はフェルトではなくコットン中心の作品なので、色の種類はフェルトよりずっとあるし、チェックだったり花柄だったり柄物の生地も使えます。
ただ、人の顔、特に日本人の肌の色がコットンにはビンゴの色がないんです。
今まで「これだ!」って使ってたものが廃盤になったり、微妙に「それじゃあ、ちょっと顔色悪く見えるなあ」っていう色目だったり。
一応色の名前は「薄橙」昔は「肌色」って呼んでいた色です。
今回『笠地蔵』を3倍の大きさで作りたいという生徒さんに向けて材料を揃えている段階で、家にある布を出してみると2種類の薄橙の布がありました。
どっちがいいかなあ。
おじいさんとおばあさん、雪国?ちょっと貧乏?となると色が薄い方がいい?
いや、雪焼けってこともあるでしょう。外で畑仕事してたら色が焼けてるってことで濃い色の方がいいかも、っていうことで濃い方を採用。
髪の毛、どうしようかなあ。
グレイを使うんですけど、薄くなるほど高齢って感じに仕上がる。ここは作る方にお任せしよう。
今、ブレーメンの音楽隊の型紙の整理をしています。
B4の用紙枠で型紙を配置していきます。台布表から、できるだけ順番に。で、最後人形小物、という感じの流れ。
できるだけ枚数を抑えてぎゅっと納めたい。でもわかりやすさが最優先。私の作品は仕掛けが多いので、その辺を省くと布を取る時失敗される方が多い。
あまり作品とかけ離れたところに型紙を飛ばしたくない、この辺りをスマートにしたいんですね。
例えば、台布の表側の左端のアップリケの型紙を、裏側の右端のものの中に入れると、作り手の方は探しにくい。
けれど、そのページからはみ出した型紙は、違うページに持っていけば収まる、といったことに結構ぶつかる。
そこをなんとかなんとか、パズルのようにクリック、ドラック アーンド、ドロップの繰り返し。
なんとか納めました。型紙6枚。プラスA4シール型紙1枚。
私の型紙は、切ってすぐ使えるようにしているので、普通のキットよりかなり多いと思います。その上、フェルトはシールを貼ってそのまま一緒に切るというシール型紙を使用してます。
今日から、説明文に取り掛かります!!!
以前作っていたブレーメンの音楽隊の楽器、今更ですけど一体何を参考に作ったんだろう、というくらい今悩んでます。
多分、ブレーメンの音楽隊の絵本を見て作ったは作ったんだけど、どうも違う。
グリムの原作と思われる、翻訳された文と付き合わせてみました。
まず、ロバが犬にこう言ってます。「おいらはこれからブレーメンの街へ行くんだが、一緒に行かないか?街の音楽隊に雇ってもらってギターを弾くんだ。おまえさんは太鼓を叩けばいい」
ここはあってる。
で、次からが問題。猫にこう言ってる。
「おまえさんは夜の音楽が得意だ。」
夜の音楽!?って何?それを私が見た絵本ではアコーディオンにしたんだろうなあ。
で、さらに問題は次。雌鶏へこう言った。
「おまえさんはいい声をしているからおいらたちに合わせて歌ってくれよ」
楽器を持たないじゃん!!!多分絵本ではここをラッパにしたんだろうなあ。
色々な絵本を見てると、夜の音楽にラッパを当ててるところもあります。
そこでYouTubeに何かヒントはないか探してみると、そのことについて話してる方いて、どうも原文ではギターはリュート、太鼓はティンパニー、で、猫のところは夜の音楽というより、セレナーデ(小夜曲)となってるらしい。
どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよう。
今の所、ギター、太鼓、ラッパ、が無難かなあという線で進めてます。
この写真は旧布絵本のブレーメンの音楽隊の布絵本。