布絵本と布おもちゃの部屋
読者としての谷川さんとのお付き合いはとても長いです。
もしかしたら初めて読んだ絵本は、谷川さんの本だったかもしれません。
少なくとも、初めて好きになった絵本だったら、絶対的にそうです。
今でもその本を大切に持っているし、一度誰かにあげてしまったけれどどうしても手元に置いて置きたくて、大人になって復刻版を買った本もあります。
今でも持っている本が『しのはきょろきょろ』
デパートでお母さんがパーマをあててる時、5歳の「しの」がデパート中を大冒険するっていうお話です。
今ではNGの行動ですよね。多分虐待って言われる。
同時、このお話が同じくらいの年の私は本当にドキドキワクワクした。
絵本の中にたくさんの色と音が入り混ざったような空間、ファンタジーもまだ素直に起こりうることだと受け入れていた年齢の私がしのと一緒に冒険していたあの頃。
読んでいた家の縁側まで思い出すなあ。
絵はあの和田誠さん。
なんて贅沢な絵本なんだ!
書き出しはこんな感じです。
「しのはきょろきょろしたよ
もうれつにきょろきょろしたよ。
いろんないろがみえたよ。あおっぽい
みどり、みどりっぽいあお、ひかってる
きんいろ、ゆれているぎんいろ、
すきとおったあか、ぱっちりした
みずたまもよう、だんだんぼけていく
ふじいろ・・・」
マカロンケースストラップを作ってる時迷うのが、ファスナーの開け閉めの方向です。
私は左利きなので、無意識に左有利につけてしまう。
全く無意識ないんです。
今回はハンドメイドマルシェに出すので、ちゃんと調べてつけようとググってみました。
「正面から見て左から右につけるのが原則です」
まあ、そうか。右手で開ける時その方が開けやすいですよね。
で、原則ってなんだ?
「もともとの法則。一般の現象に共通の法則。特別な例外が起こり得ることを念頭において、一般に適用されるものとする基本的な考え方」
なるほど。
特別な例外が左利きか。
特別な例外っていうほど左利きの数が少ないわけじゃないから、ちょっとこの言葉は不本意。
でもまあ、逆であっても間違ってるわけじゃないよね。
というのも、一個、逆につけちゃったんです。
ただ、このほぼ一周するファスナーの場合、どっちでもあまり開けやすさに利き手は関係ないっぽい、です。
あまり完成品を販売しないのでタグを意識しなかったんですけど、12月に参加するハンドメイドマルシェではストラップを販売予定なので、ちゃんとタグをつけることにしました。
実験的に何点かつけてサンプルとして持っていくと、生徒さんからの評判がいいんです。
なんか既製品に近い感じがするんですって。
手作りの良さ、より既製品感の方が上回るのがちょっと面白いところですけど。
「せんせー、それ欲しい」っておっしゃって、実際私が作りましたマークではあるんですけど販売されるわけじゃないので、希望される方にあげました。
どうやって作ってるかといったら、プリントできるタイプの布を買って、印刷して、切ってます。
こんな感じ。