布絵本と布おもちゃの部屋
昨日のリビングの講習で、前回おもちゃを完成させてお孫さんのお誕生日に間に合ったという方がいらっしゃいました。
ゆっくりゆっくり作られる方で、去年は布絵本のうさぎちゃんを完成させて、ご家族親戚中の脚光を浴びたと嬉しそうにおしゃってました。
もちろんお孫さんも喜んでくれたし、今回の苦労して作った新幹線はやぶさはどんな反応があるだろう、と私も楽しみにしてました。
答えは、
もうタイトルを読んでわかるように、お子さんの反応が薄かったそうです。
渡した時は嬉しそうにちょっと持って、すぐポイって感じ。
「はやぶさのおもちゃはもう持ってらっしゃる?」
「はい。新幹線のおもちゃ、たくさんありますね」
そっか。
まあ、それだけが原因じゃないとは思うので、私もちょっと落ち込んじゃいました。
子どもの心を掴まなかったかー。
これは実はあるあるです。
布おもちゃの場合、苦労して作ったのにストレートな反応をするちびっこが喜ばないように見えた時(この辺りの表現が往生際の悪い私)かなり落ち込みます。
私も経験がある。
ここで喜ばないうように見えた、と書いたのは、こどもがおおきくなったときに聞いたら、こちらが思ったことと違う記憶になってたりするんです。
これ、noteにも書いたんですけど
https://note.com/ktamago/n/n54c00db32349
でも、あまりに落ち込んでらっしゃるその方みて、かける言葉もなく、、、
「次は鯉のぼりの飾りを作りましょっか?」と言ってしまった。
男の子は難しいんですね。
息子と孫と今までの経験の中で、布のおもちゃは割と女の子のウケがいいし、女の子は小学生になっても喜んでくれたするけど、男の子はプラスチックとか金属製の本物に近い車とか電車とかが好きだったりします。
4歳になったお孫さん
でもこれから遊んでくれるかもしれないし、記憶にどう残ってるかわかりませんよね。
もしかしたら大きくなって、ばあばのちょっとがっかりした顔を思い出して「悪かったなあ」って切ない思い出になってるかも。
私自身が母が作ってくれたワンピースを喜ばなかったことを、感謝と謝罪の混じったような記憶で抱え持っているので。
朝ヤクルトレディがヤクルトを月曜日の朝は届けてくれるのですが、そのレディは偶然元生徒さんなんです。
お子さんが赤ちゃんの頃からのお付き合いで、その子達ももう小学6年生。
今日朝届けてくれた時、「あ、今日はお雛様ですよね」とヤクルトレディ。
「お子さん、男の子ばかりだからお雛様、忘れちゃうよね。」と私。
「そうそう、お雛様セット作ったのに、今年は飾ってないです
今日、急いで玄関に飾ろうっと」
お雛様はどうしても早く片付けないと「嫁に行き遅れる」という現代ではNGな伝統?迷信?的な気持ちになってしまうんですけど、そういう時はいつも私は、「旧暦まで大丈夫ですよ!」と言います。
そもそも桃の節句だから、桃の花の開花は3月上中から4月下旬。
今はまだ時期じゃないんですよね。
ゆっくり飾ってください。
そんな話をしてて、ふといろんな方が作ってくれたお雛様のことを思い出してみてみました。
五人囃子までが私の作品なんですけど、右大臣左大臣をそれを参考に作られた方、高齢者施設で認知症のおばあちゃまも女雛だけ作られたり、亡くなった伯母もキットを送ってあげて作ってくれんだった。
本当にたくさんの方が作ってくれたお雛様。
ショート動画にしてみました。