布絵本と布おもちゃの部屋
昨日は山口の母のところへ行ってきました。
前回一緒にアルバムを見てると、母がとても楽しそうで会話がはずんたので今回もアルバムを見ながらおしゃべり。
母が忘れてることは私が母から聞いていた記憶を頼りに補充。
「あんた、よく知ってるねえ」と母が感心すると「母さんから教えてもらったからね」と答える私。
すると「ああ、そおなん。私はすっかり忘れてるわ」
「私がしっかり覚えてるから、安心して忘れて大丈夫よ」というと、母が声を上げて笑う、そんな時間でした。
母の幼少期の写真を一緒に眺めてると、タイムスリップしたような気持ちになります。
セピア色の昔の日本の人たちは、いろんなことを語りかけてくれる。
時々写真をiPadで写メして持って帰ったりします。
これ、母の学芸会の時の写真。
鯉のぼり、そろそろちゃんとキットにしなければ、と準備し始めてます。
できればminneでも販売したい。
前作った矢車がどうも納得いかず、作り替えることにしました。
前はまるの上に矢の形のフェルトを置いて、上からウッドビーズをつける形。
雑だなあ、見た目が。
で、今回は三角の5色のコットンを輪にして上からウッドボタンをつけることに。
構造は簡単。三角に縫った5つの布を繋げればいいので。
しかし、縫って気がつきました。
小さいから縫った後ひっくり返し辛いし、端処理がイライラする。
作ってもらわないといけないので、できるだけストレスはかからない作品じゃないと。
それをどう簡単にしようか、試行錯誤。
これでも他の鯉のぼりに比べたらちょっとイライラします。
鯉のぼりが意外にすぐ出来た後の、この細かい作業。
私の作品は意外にラストスパートで息切れするものが多いかも、、、
5歳児の双子と昨日は幼稚園にお迎えに行って、その後どっぷり遊びました。
友達が持ってたピクミンの折り紙を折りたいということで、YouTubeで発見。
紹介されてたのはピクミンのお守り。
ピクミンがハートを抱きしめていて、そこに「合格」とか文字を入れられるという折り紙。
二人とも頑張って折り上げて、私はハートのままで文字を入れなくてもいいと思ったんですけど、彼らは何か書きたいということ。
私は、息子の時もそうだったんですけど、学校で文字を教えるまであえて文字を教えませんでした。
文字を知らないという不思議な時期は、その時しかないと思っていたので、その時期を楽しんで欲しいと思っていて。
絵本を見ても、文字を追わずに絵に集中できる。
けれど、最近の彼らは、文字を書ける読めることに喜びを感じているのがよくわかります。
幼児がこけてもこけても立とうとするのと似て、文字を読もうとする、書こうとする、それができると嬉しかったりする、んだなあ。
で、彼らが選んだ文字。
まずお手本の文字を書いてやって、彼らが頑張って書きました。
土曜日の母子生活支援施設の講習は、講習前からかなり大変だということを職員さんから聞いてました。
いろんな事情を抱えてるお母さんたち。
そして今回はいつもより参加人数が多い、、、
無事完成できるか。
完成しなくても家に持って帰って作ればいいじゃないか、と思われるかもしれないですけど、ほとんどの方は家で続きを作れることはないです。
なので時間内に完成して、達成感を味わってもらうというのはとても大事。
今回は、大きなイチゴのガラガラ、イチゴのチャームとバナナのチャーム、イチゴのチャームとイチゴの髪飾り、この3パータンで申し込みを受け付けました。
2つのセットにしたのは、一個だけでは時間が余りそうだな、だけどとりあえず1つ作るということを目標にしましょう、という設定。
かなり準備はしていきました。
印をつけてカットして、裏表間違えそうな布をあわせてしつけて、糸は個々人に必要な分紙に4色巻きつけて。
結果、セットの方も2つ作り上げ、みなさん、完成品をお家に持って帰ることができました。
そして、昨日職員の方からメールでその後のお話が聞けました。
一人、赤ちゃんのガラガライチゴを作られたお母さんがいらっしゃったんです。
ゆっくり穏やかに針を進ませていらっしゃったお母さん。
「お子さんがすごく気に入って、いつも持って寝てるんだって、嬉しそうにお話されてます」
というご報告でした。
嬉しくて泣いてしまいました。
そうそう、こういうがしたくて、母子生活支援施設での講習を始めたんだもんなあ。
色々大変だけど、母子の様子に原点を顧みた思いでした。