布絵本と布おもちゃの部屋
この子達が生まれたのは、双子が赤ちゃんの頃です。
ママに「おもちゃ作ってあげたいけど、何かリクエストある?」と聞いた時、「ロープが好きみたんなんですよ。何かロープがついたものがいいなあ」ということで生まれたのがこの子達。
名前をどうしようかなと思った時、パパである息子が「くまはひもクック、うさぎはひもルンはどう?」
このおもちゃは本当に双子がめちゃくちゃ遊んでくれたし、プレゼントしたところでもとても評判でキットにしようと思ってたら、中に入れていたチャイムが販売中止になったことで諦めたんです。
というのもぬいぐるみの体の中心にそのチャイムを入れていたので、同じものを作るのがむづかしいかなと思ったんですね。
前の日記にも書いたんですけど、インスタを見た生徒さんが作りたいという希望のもと、再び作ってみました。
ちょっと調整はしたんですけど、作ってみたら
できた!
頭に鈴が入ってます。
両手にこの子達を握って振ってみました。
手足がルンルン踊って、楽しくなるんです。
ひもクック、ひもルン、復活!
次回のママのための手芸タイムは5月2日、連休の真っ只中。
なので、あまり集まらないだろうなと思ってそれほど宣伝してません。
前にいらして仕上がってない方がお二人参加。
作品の続きをしたらいいなと思っていたところ、お一人「5月の節句に絡んだ作品か何かできませんか?」というメッセージが届きました。
「お、いいね。どんなものが作りたい?イメージがあったら教えて。形にするから」と返事を送ると、「和柄の布があるので、それを使って子どもがかぶれる兜を作りたいです。」
「お、いいねー。やってみます!」
そっか、これはいいなあ、
サンプルが出来上がってママたちに見せたら、私も作りたいって方がいらっしゃるかも。
ママの簡単手芸タイムは、ママの作りたい欲しいというリクエストに応じた、私とママのコラボ企画っていう感じになってます。
そして来週水曜日に初めて講習する、視覚障害の方の手芸講習。
今回は初回なので簡単なランチョマットとコースターにするんですけど、あらかじめどんな布を使いたいかお伺いしてます。
無地、ストライプ、チェック、和柄、みなさん一緒?バラバラ?とお聞きすると、いろんな布を持ってきてもらって選びたいとみなさん仰ってるというお返事でした。
みなさん、中途障害の方ばかりなので、今現在見えなくてもこれはこんな柄のランチョマットなんだなあと思いながらお茶碗をおく。
講習は、2枚の布を中表にして合わせてなみ縫いしてもらうんですけど、縫うところをアイロンをかけて折り目をつけることにしました。
その折り目に沿ってチクチク。
いろんな方と縫い合うことでいろんな方の日常を知る、
豊な日々です。
時々作品に迷いが出ます。
今受けてるものに寄りたくなる。
時代に遅れたくない、古いなあって思われたくない。
そうなると私らしいものが引っ込んで、変なこびた作品になる上に慣れない分野なので作品に気恥ずかしさが漂う、ように私は感じちゃうんです。
違うんだなあ。
1月2月は低迷してたんですけど、今月はminneのキットの売り上げが若干戻ってきました。
物語系の布絵本キットを数点買って下さった方がいて、こういうのを探していたんですというメッセージがありました。
YouTubeで、いろんな私の布絵本も見てくださって、他のもキット化されるのを楽しみにしていますという嬉しいコメントもいただきました。
布絵本を作られる方は少ないです。
時間もかかるし、手も混んでるし、家庭科授業が減った現代、ますますニーズは減ってきていて、私もたくさん作品はあるんだけどキット化してもなあと思ってました。
キットにするのは大変な時間と労力がかかるもんで。
でも、ここかもしれない、と思いました。
多分この分野は私が一番作ってる、気がする。
こういう方もいらっしゃるんだもんなあ。
ゆっくりゆっくり形にしていこう。