布絵本と布おもちゃの部屋
火曜日は、ぶらっと169番地さんへ初講習です。
ぶらっとさんの象徴でもあるお部屋の真ん中に飾られいる木を、四季折々の花や生き物で飾ろうっということになって、まず春に向けて桜の花を作ってもらうことになりました。
去年までは折り紙の裏にセロテープをつけて飾ってらっしゃいました。それをとても丁寧に箱にれて残していらっしゃって、その折り紙のイメージで考えたがこのフェルトの桜です。
5枚の花びらを繋げて作ってます。裏には補強フェルトの上にマジックテープ。これで、マジックテープがくっつく布のトイクロスを例の木の周りに縫つけると取り外し可能な飾りができるわけです。
小さなお子さんが飾りに参加することができます。
フェルトの桜、小学生のお子さんも作れるようにしてあげたいなあ。意外に小学生、縫いたいお子さんが多い。糸で縫い合わすことが、ちょっと大人になった感じになるんじゃないかな。特別なことができたような気持ちになる。
だけどマジックテープをつける作業は、ちょっと無理かも。硬くて小学生の力加減では怪我をするかも。前、教室に来てた小学生5年の女の子が、どんな作品も果敢に挑戦してたけど、マジックテープのところで手に針が刺さって泣いちゃった苦い経験があるし。
なので分業制がいいかなあ。後ろのマジックテープは中学生以上。
とにかくぶらっとさんに集う方、みんなでこの木を盛り上げよう!という企画です。
あ、「ふ」に濁点のぶらっと169さん。私は「ふ」に⚪︎の「ぷらっと」、と間違ってて、家人は何もつかない「ふらっと」と間違えていた。
微妙に意味が変わりますよね。
私はフェルトではなくコットン中心の作品なので、色の種類はフェルトよりずっとあるし、チェックだったり花柄だったり柄物の生地も使えます。
ただ、人の顔、特に日本人の肌の色がコットンにはビンゴの色がないんです。
今まで「これだ!」って使ってたものが廃盤になったり、微妙に「それじゃあ、ちょっと顔色悪く見えるなあ」っていう色目だったり。
一応色の名前は「薄橙」昔は「肌色」って呼んでいた色です。
今回『笠地蔵』を3倍の大きさで作りたいという生徒さんに向けて材料を揃えている段階で、家にある布を出してみると2種類の薄橙の布がありました。
どっちがいいかなあ。
おじいさんとおばあさん、雪国?ちょっと貧乏?となると色が薄い方がいい?
いや、雪焼けってこともあるでしょう。外で畑仕事してたら色が焼けてるってことで濃い色の方がいいかも、っていうことで濃い方を採用。
髪の毛、どうしようかなあ。
グレイを使うんですけど、薄くなるほど高齢って感じに仕上がる。ここは作る方にお任せしよう。
何度も繰り返しになるんですけど、滋賀リビングカルチャーの生徒さんたちは、10年選手も方が大半です。
もうこうなるとクラブ。お互いの事情もわかってる。でもなあなあな関係でもない。新しい方がいらしても孤立することなく、溶け込める空気。
みなさん、素敵な大人。ほぼ私の人生の先輩。
毎年小児病棟にクリスマスプレゼントを作って送っているボランティアの大元の方が、今回被災地のお子さんのために立ち上がってくれて、私も協力したいとボランティアを申し出ました。
それで1人で作ってたんですけど、「生徒さんに協力を求めたらやってくださるかも」と思って、ラインで声掛けをしたら、みなさん「是非是非」っていうことで、辞めた方もわざわざ足を運んでくださって、材料をお渡ししました。
そして、昨日!これだけの作品が出来上がってました。
ありがたいなあ。ありがたいなあ。
お世話になった友達のお子さんに赤ちゃん人形をプレゼントしたのは、2年くらい前。
最近すごく活躍してるんです!という嬉しい報告を受けました。
お兄ちゃんはそこそこ可愛がってくれたみたいですけど、後から生まれた女の子がもう、どこに行くにも離さないらしい、です。
「遊びすぎで手は取れかけ、髪を引っ張って持ったりするから抜けるし、で、何度縫い繕ったか」
お嬢ちゃまはまだ1歳7ヶ月。自分とそう大きさが変わらない赤ちゃん人形のお世話をしたい、らしい。
そういえば高齢者施設に赤ちゃん人形をプレゼントしたときも、入所者の方々に大人気で、抱っこしたり、「お布団作ってあげなくっちゃ」とか、やっぱりお世話をされてたようです。
よく絵本とかにボロボロの人形をずっと持ち歩いてるお子さんの話があるでしょう。『コンとあき』みたいな。
ネンネちゃんが、この子にとってそんな存在になったら、作家としてこんな喜びはないなあ、と思ったのでした。
昨日は『ブレーメンの音楽隊』の作り方動画を撮ってました。
お話に沿ってお人形を動かすんですけど、そこで困ったのが楽器を持たせるタイミング。
っていうか、演奏してない。っていうか、そもそも楽器を持ってないんじゃない?
いつ、買ったの?もらった?拾った?
あー、想像の中だけで終わってるのかも。ブレーメンに行ったらこれやろう、あれやろうって感じ?
でも絵本の中では楽器が登場してるし。
布絵本にしても、楽器作んないとなあ、なんか形にならないよなあ。今回の作品なんて磁石でくっつけるっていう裏技も考え出したくらい、ちょっと力を入れてしまった。
で、初めからなーんとなく持たせることにしました。まあ、誰も突っ込まないよね。
まだ動画は編集してないけど、どっちみちお話のあらすじは整理しておこう、あ、それならキットにもつけておこう、とこんなふうにまとめてみました。
結構お話に忠実で、いい感じにまとまったと自負しております。