布絵本と布おもちゃの部屋
お人形のリクエストが来て、さてどうしたものか、と先週から今週にかけて頑張って作ってます。
とにかく来週の木曜日までに形にしておかないといけない。
人形で一番辛いのが、「これはちょっと違うな」と思ってもなかなか捨てられないところ。
顔を作ったらもう魂入っちゃいますから←あくまで自分の思い込み。
前のリサリサ人形で試作を含めて5体くらいある。
これが捨てられない。
部屋を、いや家を埋めつくす私の作品たち。
なので、できれば一発勝負で完成させたい。
このこ、一発勝負でできました。
途中顔や髪は付け替えたりしてますけど、とりあえず一体。
ちょっとぽっちゃりしちゃったんだよなあ。ニットだからワタを入れたら伸びる伸びる。
そこを計算に入れたつもりでも、ちょっと想像より大きいなあ。
でもリクエストは「ペちゃっとした感じ」っておっしゃってたし、このぽっちゃり感も可愛いし。
ということでGOーを自分の中で出しました。
もう少しスマートにっておっしゃったら、型紙を調整すればいいし。
本体ができたわけなので、これで今週はOKなんですけど、せめて下着を着せたい。パンツだけでも履かせないと。
と思い、頑張って作りました。
服もねえ、専門じゃないから得意じゃないんだよなあ。
でも股ぐりとか測って作ってるうちに楽しくなっちゃって、新しいことに挑戦するのも悪くないなあ、と思ってるところです。
下着もなんかサマードレスっぽて、夏のイメージの子だなあって、ひまわりを持たせてみました。
似合うなあ、このこ、ひまわり、ってことでこの子の名前は「ひまわりちゃん」
初夏を目の前に誕生したお人形です。
ぶらっと169ばんちさんの樹を飾ろうプロジェクト(ハンドツリー)、6月は紫陽花をみんなで作りました。
マジックテープをつけるのが辛い方は(マジックテープは硬いので、ご高齢の方で手が強張ってる方は辛いんです)花だけ作って、マジックテープは他の方がつけたり、お家に持って帰って作られたり。
今日寄ってみると4つくらい咲いてました。
次はひまわりだね、ということで来週までひまわりを考えねば!
そうそう、帰りがけにいらっしゃった方は私は初めてお会いしたんですけど、ちょっと興味を持ってくださって、来週の火曜日が正式な活動日なので遊びに来ようかなって言ってくださいました。
お子さんが小学生低学年の男の子で、支援学校に通ってるそうです。
食べ物が好きな男の子だから、タオルで作るおにぎりとかいいかなあ。中に鈴を入れたりしてね、っていう話で盛り上がりました。
ぶらっとさんのすごいところは、さらっとこういう出会いでできちゃうところです。
私はお人形を作るは得意じゃありません。
ネンネちゃん人形とリサリサ人形という着せ替えを作ったくらい。
どちらの人形も好評で、ネンネちゃんはキット販売No.1だし、着せ替え人形は結構教室内で人気で、お孫さんもとても可愛がってくれてるというお話をよく聞きます。
ちなみに着せ替え人形はネットのキット販売はしてません。
というのも首の座りが悪い。グラグラする。私としては不安材料満載の作品なんです。
なのになのに、それを作られた生徒さんが、「丸っこい顔の人形、作りたいんです。」と強く強くご要望されてます。
「あ、私、人形得意じゃないんですよねえ。っていうか、苦手なんですよねえ」と何度も訴えてるんですけど、
「どんなのでもいいんです、せんせ」
そして「夫もお人形はいいねえって言ってるですよ」
そして「孫もね、人形が大好きなんですよ」
もうこうなったら引き受けるしかないっしょ。ということで昨日から取り組んでます。
7月4日の講習である程度形になっていなければ。
ということで、お顔作りました。
問題は体にがっちりはめ込まなくては。
でもなんとかできそう。
生徒さんの思い描いたお人形の顔に近いと思います、この子。
日本のアール・ブリュット45人の展示会に行ってきました。
滋賀県美開館40周年記念の企画です。
息子がアール・ブリュットに強い学芸員の関係で、アール・ブリュット作家さんの作品はかなり見てきてるので、今回はオールスターが集まったという感じで、実に見応えがありました。
まさに、つくる冒険。
個々の作家さんのつくる過程にさまざま歴史や環境やストーリーがあって、とてもおもろかった。
うなったし、泣きそうになったし、心が踊ったし、ちょっと笑っちゃったし、その連続でした。
「も」を描き続ける作家、拾ったものだけで作る作家、昔見た映画のポスターの記憶だけでポスターを描きあげる作家。
志村けんが大好きで志村けんを描き続けてた作家さんが、会った途端に描かなくなったという話。
言葉を持たない少女が、手話を獲得した途端、絵を書かなくなった話。
「つくる冒険」たくさんの人に見て欲しいなあって思うんだけど、今日までなんですよね。
また会いたいなあ。この絵たちに。