布絵本と布おもちゃの部屋
実は、絵本作家になりたかったんですよね。
そういうと、「布絵本の本が出たからほぼ達成ですよね」ってみんな言ってくださるんだけど。
昨日、『パンどろぼう』の絵本を見て、衝撃を受けてしまった。
なんて素晴らしい絵本なんだろう!可愛い可愛い可愛い。で、キャラを軽くスケッチしてて、目覚めてしまった。
「絵本作家になりたかったんだ!」
絵本作家になるっていうんじゃなくっても、一年にひとつ作品を描いてみるのはどうだろう。
30年前、講談社の絵本新人賞に応募したことがあるんです。
あれが多分5月末締め切りで毎年やってる。
また挑戦してみようかなあ。
構想はできた。なんとペンネームも考えた。
見事応募できたら、また報告します!
ちょっと戸棚を整理すると、見覚えのある懐かしい字が見えました。
母方の祖母の家を人に譲る時整理して出てきた父がひいじいちゃんに宛てた年賀状です。
切手もまだ7円の時代。まだひいじいちゃんが生きてたってことは、私は小学生になってないくらい。
まだみんな生きていたんだなあ。
私が初めて身近な人の死を経験したのは、このひいじいちゃんからでした。
この後、何度この辛い思いをしなくちゃいけないんだろう、と幼い心にそう思って、大袈裟にいうと生きる辛さを知った時だったと思います。
自分が一番早く死んだらこの辛さを知らなくて済む、って思ったことを今でも覚えてます。
でも、譲葉のように順番に死を見送ることこそ穏やかな人生だということを歳を重ねて知り、そうやって90歳まで生きた父を父の文字を見ながら慕んでます。
父は字が独特で、まあ、単純にいうと下手くそだったから、高校の時郵便局で年賀状の住所の仕分けをしてた時、表書きで父だとわかったくらいです。
こんな昔の紙っきれが捨てられないんだなあ。
そこには、今の私を形作ってる何かが潜んでいるからなんだろうな。
ちなみにこの椅子は、そのひいじいちゃんが私に作ってくれた椅子。後ろの絵はそうめんの蓋の木で作ってうさぎのえを描いてくれたもの。
その上に座っているのは、祖母が認知症になってから大事にしていたお人形。
そしてお人形が持っているのは、ひいばあちゃん(ひいじいちゃんの連れ)の織った布で叔母が作った小物入れ。
昨日は成人式のところも多く、ニュースでも色々やってたんですけど、その中に北九州の成人式の服装の話題が取り上げられてました。
北九州の成人式の衣装は派手というより、イメージとしてはヤンチャな感じで、近年問題視するニュースが多く出てた記憶があります。
まあ、素行の問題もあったのだろうと思うけど、まあ、私たち世代からしたらちょっと好感が持てない感じ。単純に書けば、不良を連想させる。
一言で言うと、いかつい。私はいかついのが苦手なので、息子がこの格好をすると言い出したら、反対はしないけど、「あー、母さんは苦手やわ」と言うと思う。
その衣装が去年、ニューヨークで評価された、と言うニュースを去年見ました。ニューヨークファッションウィークに招待されたんですよね。
「古典的な着物に現代の要素が加わって革新的だ」
若い人のニーズに応え続けたレンタル衣装屋さんの「みやび」もすごい。
お正月、テレビでいろんな若い人の挑戦を見ました。
京都の出町柳で新しいスタイルの蕎麦屋さんを経営する20代の元ギャルの女性。
北斎を尊敬する朝5時に起きて北斎の絵を模写する中学生。
腐敗し切った政治の世界のお爺さんたちにがっかりしている場合じゃない!
大丈夫。若い感性や力を信じて応援していけば、日本の未来はきっと明るい!