布絵本と布おもちゃの部屋
全国の生協さんがそうかどうかわからないんですけど、両親が昔住んでいた山口の生協さんと、今私の近くにある生協さんの建物の作りが似てるんですね。
6年前、母が足の手術で入院した時、父と1ヶ月2人で暮らしました。
父は認知症の初期で、いろんなことが少しずつできなくなってきた頃だけれど、私がわざわざ自分のためにいてくれるということの嬉しさと申し訳なさで、できるだけ自分でできることはやってやろうという気持ちが溢れていて、私が何か父のためにやってあげたという記憶より、父と楽しい時間を過ごしたという記憶しかありません。
父はとても優しくなって、今まではどこか行こうといっても「わしゃあ、いかん。お前らだけで行ってこい」というタイプの人だったんですけど、この時は「明日はどこへ行くんかい?」と嬉しそうに言ってたのを思い出します。
バスに乗って父と遠くのお店に行く時は、いつも小さい時に乗ったバスから小さい時に歩いた道を見ると、小さい時の父と私が見える、
そして横には年老いた父がいる、そんな不思議な時間でした。
これが近いうち思い出に変わるんだなあ、と思いながら。
生協も散歩がてら、毎日のように一緒に行きました。
父がペンチでよく休んでいました。
その後に認知症が進んで、父が生協に1人で行って帰れなくなった時、ここにポツンと座っていた父がかわいそうだった、と母が言ったことも含めて、この滋賀の私の行く生協のベンチを見ると、父が座っている面影が見えて切なくなります。
ポイントが300円の白い印刷の紙で出てきると、私が帰ってくると貯めておいたその紙でいいお寿司を買ってくれる、そんなことも思い出すんだなあ。
滋賀の生協のベンチにピクミンを座らせてみました。
万歩計アプリ、ピクミンブルームを教えてもらって、ピクミンに支配されて(いい意味で)ほぼ1ヶ月。
歩いてます。楽しい。可愛い。
このアプリ、双子も楽しみにしてます。
歩くことで生まれるニューピクミンをツボから引っこ抜かせてあげてるんです。
彼らと会う日までに、彼らが喜びそうなピクミンを育てて抜かせてあげよう!
8月はアイスクリームをかぶったピクミンが引っこ抜けるイベントが用意されていて、頑張って歩いたらご褒美にアイスクリームピクミンが入ってるツボ(金の壺)がもらえるんですね。
そのツボを3つはゲットした。
でも双子だからなあ、偶数じゃないと。
後1個ゲットしたい。
イベントは8月いっぱい。今日(つまり昨日)達成しないとゲットできない。
昨日は、無駄に歩いた。いや健康になるんだから無駄ってことはないんだけど、その辺りをうろうろうろうろ歩数を稼ぐために歩いた!
そして目標達成!
お題クリアー!タップして受け取る!
そしてツボを確認。
ふ、増えてない。金の壺、3つのまま。
よおおく確認すると、アバターである私がかぶる帽子がもらえる、ってことだった、、、
あまりに頑張ったので、アバターの私にクリームソーダのアイスの帽子をかぶせました。
ちょっと間抜け。
今日は午前中は大津の滋賀リビングで布絵本布おもちゃ講習。
同じ型紙から作った人形ですが、全然違うお人形が完成。面白いなあ。
その後、6月にオープンしたカフェ「ゴジュウカラ」さんでランチをしようと浜大津をうろつくこと30分。
狐に騙されたように、何度も同じ道をうろうろして、今日は諦めて帰ろうかと思ったけれど、最終的にGoogle先生に頼り辿り着きました。
入り組んだ路地の奥に町屋を改装した素敵な佇まいのお店。
そこでエビクリームホットサンドをいただく。コーヒーも美味しい。
レジでお支払いをしている時に、お店の方と少しおしゃべりをしていて店を出ようとしていたら、お店にいらした男性がふっと横にやってきて
「すんません、私が大声で喋ってうるさかったでしょう」と謝られるんです。
確かに大きなお声ではあったけれど、別に気にならなかったのにわざわざいらっしゃるなんて?
その店のオーナーさんでした。
「いえいえ、大丈夫ですよ、美味しかったです、またきます」と笑顔で店を出たんです。
そしたらオーナーさんもお店を出られて、ずっとおじきをしながら見送ってくださるんです。
大通りまで結構距離があったので、結構長い時間。き、恐縮です。
また必ず行きます!
そして一旦家に帰って、夕方からは友達3人で京都の松原烏丸あたりのタイ料理のお店、ソイギャンでディナー。
本格的タイ料理です。おしゃれで美味しかった。辛かったけど。
帰りは私は五条から地下鉄で京都駅まで出るのが無難だけど、五条の地下鉄目指してたら京都タワーが見えたんです。
これは歩こう。
台風が来てるっていうのに、京都は雨が上がっていてちょっと涼しくて、京都の夜はお寺がぼんやり見えたりして楽しいし、
灯台をイメージしてるという京都タワー、そのまま灯台のようにそこを目指して1人で歩きました。
行き交う人は海外のファミリー。
iPadに息子からLINEに電話が入って、出てみると双子がトトロの歌の替え歌を歌ってくれるというんです。
とっとろ、のところを「ゆっこちゃんゆっこちゃん」に。
息子曰く、「昨日トトロを見せてからずっとゆっこちゃんバージョンを歌ってるから聞かせてあげようと思って」
私のiPadのLINEはスピーカー状態なので、その歌声は周りに結構響いたけど、京都の夜の車の音に重なって気にならない。
私もちょっとお酒が入っていたから、その歌声に笑いながら「嬉しいなあ、ありがとねー」と言いながら10分くらい歩きながら聞いてました。
前には京都タワー、横には東本願寺。
私が小さい時に読んでいた絵本がそのまま3冊、今も本棚にあります。
その中の一冊がこの『ちからたろう』田島征三さんの絵です。
この本を双子に読んでやりました。
ただ、この本、五十年くらい昔の本なので、幼児にはちょっとわかりづらい文章。
今の子、「垢」がわからない。ここでは垢が方言で「こんび」
2重解説。
ちからたろうは、おじいさんの垢から生まれた男の子なんです。
そんなこんなで悪戦苦闘しながら読み終えると、双子たち、自分はどの絵が好きか語り始めました。
今までの絵本で、この場面のここが好きとかあまり聞いたことなかったので、ちょっと感動した!
さすが田島征三の絵!
私もこの圧倒的な絵が好きだったんだよなあ。
ちなみに田島征三さんの双子のお兄さんは『地獄のそうべい』の絵本の作者。