布絵本と布おもちゃの部屋
朝から小雨が降っていて、おまけにわたしは足を挫いていて、電車乗り継ぎが心配だったんですけど、行ってよかった!
まず、大津、すごいなあ。
皇子が丘公園一面にズラーっと並ぶテント。
それがいろんな団体が駆使したゲームを取り入れた宣伝的な催し。
例えば日本赤十字の献血のブース、クイズに答えてグッズゲット、みたいな。
京阪電車はミニチュアの京阪の乗り物でお子さんが上に乗って一周できたり。
そして2月から一緒にこの日のために作ったぬいぐるみのストラップ!
売れてました。うん、よかった。
女の子が抱きしめてたなあ。
私のはまだ売れてなかった、、、、、いいもん、まだ午前中だったし!きっと売れてるし!
2月から月2回、会ってた若者たちと会場で出会って、前より一歩前進したような親近感がお互い、多分湧いたと思うな。
行ってよかった。
そして前から噂に聞いてたセンスのいいクリエーターの子とじっくり話せて嬉しかったなあ。
この子、ほんとにセンスいい作品を作るんです。応援したい!
昨日はぶらっと169ばんちさんのカフェの日だったので、6月のハンドツリーの相談がてら顔を出してきました。
天気が良かったので、いつも火曜日にいらっしゃってるご高齢の女性の方(名前を覚えなくっちゃ)が家の周りのプランターのお世話をしてらっしゃいました。
さきこさんと前新緑の後、どうしようかという話をしてて、池の周りに花を咲かせようか?ということで、「菖蒲が紫陽花かしら」とさきこさんが提案されました。
私は紫陽花推し。
というのもたくさんの花びらを飾って集合体の花にするというイメージ。これだと自由度が高い。
お子さんたちがペタペタ貼って、オリジナルの紫陽花ができるわけです。
大きなのを一つ作ってもいいし、小さく2つにしてもいい。
家で考えていったサンプルを見せながらさきこさんに「さて、問題です。紫陽花の花びらは何枚でしょう?」と得意げに聞きました。
私が調べたときは、5枚が主流で4枚のもあるって出てきたので、それが答え、と思ってました。
さきこさん、早速ググる。
「あー、花びらと思ってたところ、ガクなのね。実際の花はこの小さいやつ。これは4枚?で額が5枚とか4枚とかあるらしいですよ」
私、勉強不足でした。あれ、ガクなんですねえ。ガクなのに、めちゃ花びらっぽい、紫陽花ったら!!!
初めぶらっと169ばんちのさきこさんは、「葉っぱを作るって言ってもどう作るのかしら」と、ネットからダウンロードした葉っぱを型紙として用意されてたんです。
前から私は、型紙なしでいきましょう、フリーハンドで大丈夫です、とお伝えしてたんですけど、不安でいらしたようで。
で、私が目の前でフリーハンドで黄緑のフェルトをジョキジョキ切って縫い合わせると、「ああ、こういうことですか!」とわかってくださって、今続々と個性的な葉っぱが出来上がってます。
多分こんな樹は存在しない。一本の木に同じ葉っぱが生まれるはずだから。大きさは多少の形の違いはあれ、種類は一緒ですよね。
でも、ここは居場所として存在してる空間。
いろんな形があるのが逆に理想的な樹、きっと。
少ないフェルトの生地を上手に合わせてできたハート型の葉っぱ。
丁寧なステッチの美しい葉っぱ。
虫食いを思わせる葉っぱ。
絞りを入れた縮んだ感じの葉っぱ。
葉っぱの周りを綺麗に彩った葉っぱ。
おしゃべりしながらいろんな葉っぱが生まれてます。
縫い合う時間。
昨日ぶらっと169ばんちさんへ寄って、木がどうなってるか見てきました。
桜がちょっと残って緑の葉っぱがちらほら。
なかなか季節をとらえてるいい感じの進行。
第一火曜日がハンドツリーの活動日なので、ここで一挙に増える予定。ここの木も緑に囲まれると思います。
そんな中、居場所を管理されてるさきこさんが「これ、20代の男の子が作ったんですよ」と見せてもらった葉っぱ。
「私がちゃんと教えてなかったから、こんな感じになっちゃいましたけど、どうしましょうねえ」とおっしゃいまして、
「いやいやいや!これがいいんですよ。この感じが素晴らしい!
自然の中のものってちゃんと形が整ってたり綺麗だったりしないわけで、この作品は虫が食ったような感じが醸し出てるじゃないですか。
ここままがぜったいいいです!」と言いました。
後から聞くと、この男の子は常連さんで毎週土曜日にやってくるんですって。
作業所に勤めていて軽い知的障害を抱えているけれど、家庭科はちゃんと学んだので玉留めはできるんですってご本人がおっしゃってたらしい。
確かに!ちゃんとできてます。
玉留め、難しんです。出来ない方、結構います。
彼は小学校のお子さんたちの面倒をよくみてて、よく遊んでくれたんですって。
そのお子さんたちがもう大きくなっちゃって、彼と遊ばなくなったんだけど。
彼はいつも土曜日、背中に人生ゲームを背負ってやってくるんだって。
あーーー、会わなくっちゃ、この葉っぱを作った青年に!