布絵本と布おもちゃの部屋
針と糸で作ること、なんとなく縫っている時間と空間。
その時間、そこにいたいと思う気持ち。ただなんとなくそこに集まりませんか?といってもなかなか難しい。
そこで縫い合うということを最近特に考えてきているんですけど、いきなりみんなで作りましょう!といってもなかなか人は集まらないなあというのを、ちょっと感じてます。それはそれで全然オッケーなんですけど。
そういえば、昔地域を巻き込んで、児童館のおもちゃを作ろうというのを5回シリーズでやったことがあります。
赤ちゃん連れのママからご高齢の方まで、非固定性で来たい方が来る。参加したら、ここで覚えたことを家で作れるっていうおまけをつけました。
そしたらものすごく盛り上がって、異世代交流もバッチリで、講習が終わった後もクラブ的に残そう、という動きにまで発展。
おお、理想的な形になった!と喜んでいたんですけど、続かなかったんです。うまく運営できなかったようで。尻窄みになって消滅。
そして私の今の教室。
ここが一種の居場所的な役割になっているんですね。
お孫さんが大きくなって布絵本おもちゃがいらなくなっても来たい、文化教室ですから、講習料を払っても。
電車に乗って階段を登ってここにいらっしゃる。そういう日があることが大切なんだっておっしゃってました。
情報の交流も楽しい。ちょっとした愚痴も楽しい。他の方のお話も楽しい。
「家にいたらこんなに笑うことないんです」ってよくおっしゃいます。
近い場所じゃないのもいいのかもしれないです。でも近い場所だから必要だといこともある。
いろんな形の居場所を、今、体験しながら勉強しています。
昨日、ぶらっと169ばんちさんに顔を出してきました。
というのも、火曜日はハンドツリーの活動曜日なので誰か作ってらっしゃるかな、どこまで進んでいるかなって、激励も兼ねて。
10時はじまりなんですけど、11時過ぎに覗いてみました。
そしたら、がらーんとしたお部屋の中に、運営者のさきこさんお一人。
「お一人ですか?まだ誰も来てらっしゃらない?」とお聞きすると、「あ、こんなもんですよ」と笑っておっしゃいました。
あれからお花の数も増えることなく、そのまんまの状態。
でも、そのお花で、遊びに来た小さなお子さんが遊んでくれたみたいです。
それでいいんだ、と思います。
作りたいと思う時に作って、来たいなと思った時にきて、その時作らなくてもいい空間。
そして出来上がったもので、知らない時に小さなお子さんが遊ぶ。
そんな場所が「居場所」だと思います。
私が一緒に縫うのは3月の第一火曜日。それまでにまた火曜日覗いて、ちょっとイメージが湧く程度に縫っておこうかなあ。
火曜日は、ぶらっと169番地さんへ初講習です。
ぶらっとさんの象徴でもあるお部屋の真ん中に飾られいる木を、四季折々の花や生き物で飾ろうっということになって、まず春に向けて桜の花を作ってもらうことになりました。
去年までは折り紙の裏にセロテープをつけて飾ってらっしゃいました。それをとても丁寧に箱にれて残していらっしゃって、その折り紙のイメージで考えたがこのフェルトの桜です。
5枚の花びらを繋げて作ってます。裏には補強フェルトの上にマジックテープ。これで、マジックテープがくっつく布のトイクロスを例の木の周りに縫つけると取り外し可能な飾りができるわけです。
小さなお子さんが飾りに参加することができます。
フェルトの桜、小学生のお子さんも作れるようにしてあげたいなあ。意外に小学生、縫いたいお子さんが多い。糸で縫い合わすことが、ちょっと大人になった感じになるんじゃないかな。特別なことができたような気持ちになる。
だけどマジックテープをつける作業は、ちょっと無理かも。硬くて小学生の力加減では怪我をするかも。前、教室に来てた小学生5年の女の子が、どんな作品も果敢に挑戦してたけど、マジックテープのところで手に針が刺さって泣いちゃった苦い経験があるし。
なので分業制がいいかなあ。後ろのマジックテープは中学生以上。
とにかくぶらっとさんに集う方、みんなでこの木を盛り上げよう!という企画です。
あ、「ふ」に濁点のぶらっと169さん。私は「ふ」に⚪︎の「ぷらっと」、と間違ってて、家人は何もつかない「ふらっと」と間違えていた。
微妙に意味が変わりますよね。
昨日はご近所にあるコミュニティスペース、「ぶらっと169ばんち」さんにお邪魔しました。
居場所提供をされている「ぷらっと169ばんち」をご夫婦で経営されてます。
土曜日は誰でも立ち寄ってOKの土曜日サロンの日だったので、何か手作りで協力できることはないかなと、ドキドキしながら扉を開けました。
一軒家の民家を解放されているその空間は、おうちにいるような安心感。すでに常連の女性の方が小さな女の子と遊んでいらっしゃいました。
運営をされているさきこさんと私の思いなどをお話ししているうちに、さきこさんもちょうどこの空間に何を持ってきたらいいか迷ってらっしゃったようで、ニーズがピッタリ合わさったように息があって、これからの展開のお話することができました。
まずは、今に飾られた大きな木の絵!
この絵の縁取りはプロの方が描かれたようですけど、周りの色を塗ったり布を貼ったりされたのは利用されている学生さんや常連の方。
この木の周りに季節の花を咲かせるのはどうだろう?
飾りを布で作って、小さな子どもたちはそれを自由に飾る遊びができるような。
トイクロスというマジックテープが付く布を使ったらできます!という感じで話が進んでます。
とりあえず来月の火曜日に集まった方でやってみようか、という話まで決まりました。
この木がどんなふうになるか、お楽しみに!