布絵本と布おもちゃの部屋
能登半島地震がお正月に起きて、こちらでもかなり揺れました。
2024年の幕開けの思ってもない出来事、そして毎日届く悲惨な被災地の現状。いつも辛い出来事が起こるたび、何が自分にできるか考えます。
そんな時、Instagramでちくちくさんが、おもちゃ制作ボランティアを募ってらっしゃいました。
ちくちくさんは小児病棟にクリスマス手作りおもちゃを届ける中心になって動いてくれてる方で、私も4年おもちゃを送ってます。
あ、これだ!私のできること、と早速「参加します」メッセージを送りました。
1月末締切で、車とボールと巾着を作って送る予定です。
こうゆうネットワークがあると繋がるのが早い!ちくちくさん、長く地道に活動されてるから信用もしっかりある。
たくさん作らなきゃ!
毎年、少しずつ年賀状が減ってきてますね。年賀状じまいの連絡なんかもきます。
何度か、もういいかなって思ったことはあるんですけど、なんとなく続けてます。
昔に比べたら随分楽になったし、おせちももう作らず買ったりしてるし、年末昔ほどは忙しくないし。
そしたら今年の年賀状、結構「お!」っていうのがありました。
まず、なぜか中高で通った英語塾の先生と30年以上年賀状交換が続いていて、苗字も変わってるし先生、もしかしたら私ってわかってないんじゃないかという内容の時もあったし、5年前お店ですれ違った時、声もかけられなかったくらいの距離の先生なんですけど、なんとなんと、今でも現役で塾の先生をされることが判明。
おっどろきました!それに息子さんプロレスラーじゃん。。。
大学の時京都に来たついでに、ということで晩御飯ご馳走になった時「息子がプロレスラーになりたいって行ってるんだよねえ」っておっしゃてったけど!
https://www.c-able.ne.jp/~aratak/
そして、若い時の職場の上司の方の年賀状。
なんとお孫さん、舞妓さんになったらしい。
おおおおお。
この距離の方々とは、多分SNSでは繋がらないと思います。
やっぱ年賀状はやめられないわー。
は、ブックカバーです。
今年は寝る前導入剤は本にしようと決めて、とりあえず何の本を読もうかと本棚を見たら、そうそう、『西遊記』これ読みかけてはやめてを繰り返してたよなあ。
で、どうしてやめちゃうかと言ったら、分厚い本でどこを読んだか忘れちゃうんです。
栞を挟んではいたんだけど、知らない間に無くなってる。で、栞付きのブックカバーを作ることにしました。
ブックカバーはよく作ります。本の表紙を見せなくなかったり、汚したくなかったり、という理由じゃなくて、栞の紐が欲しいために作ってます。
そして意外に本の大きさって違うからせっかく作っても他の本では合わなかったりします。
ほんとに簡単で30分以内で楽々できちゃうので、家にある布でどんどん作っちゃってる。
これ、簡単教室やYouTubeで紹介しようかなって思ったんですけど、うーん、紙の本あまり読まないですよねえ。
実は、今はこの本じゃなくてKindleで『たゆたえども沈まず』(原田マハ著)読みながら寝てるし。
昨日の朝、もっとだらだらしようかなあと思ったけれど、いやいや、齢61、これからの人生の進め方としてやりたいことを成し遂げなきゃと頑張って8時には起きる。
で、だらだら朝ごはんを食べ、コーヒーだけはこだわって入れて、テレビをつける。
お正月テレビは全然面白くなくって、でもボッチなもんで、ご飯どき音がないのも寂しいなあと、Eテレで魚くんの番組をつけ、高音の魚くんの声を聞きながらのブレックファースト。三が日だけど、完全に洋食。
また寝ちゃおうかな、寝正月っていうのもありだよな、って思いながら、いやいや一年の計は元旦にあり(3日だったけど)だよな、しゃんとしよう、と思い立ったのが、なんと『歎異抄』を学ぼう、ということでした。
年末のNHKの番組で解説をやっててプチかじりし、よく無人島に持って行くならこの本だって聞くし、なんてったって、うち(実家)は浄土真宗だし。そういえば、ばーちゃん写経してたよなあ。何を信じてどんな思いでしてたんだろう。後で聞いた話なんですけど、このおばあちゃん、檀家のお寺が燃えた時、当分の間お坊さんたちの面倒を見てあげて、いまだに感謝されてるって。
便利な世の中で、東本願寺のYouTubeサイトにとてもわかりやすい講座を見つけました!10回シリーズのまず1回目を受講。1時半くらい。
おお、知らなかった!歎異抄の歎は歎く、異は異なる、抄。親鸞の教えが間違って(つまり異なる)広まってることを歎くっていう意味だった。
多分、あれですね、悪人正機説とか他力本願の意味とか、私もよくわかってない。あの辺りを実際に教えを請うた弟子である自分(唯円)が残さねば、って思い立ったのが60歳あたりだったらしい。
ここで自分の人生とリンクする。この年からあの大仕事をやり遂げ、それが今の人の心にも響く。おおおおお、しゃんとしよう、もっとしゃんとしよう。
そしてそれなりにしゃんとした3日を過ごした後、夜テレビをつけたら「博士ちゃん」という子どもが先生になっていろいろ教えてくれる番組の特番をやっていて、後半が北斎をこよなく愛する中学生の男の子が北斎の絵を求めてヨーロッパを旅する話でした。
で、この子、本当に本当に北斎が好きで、北斎になりたくて、毎日朝5時に起きて北斎の絵を模写しているんです。何年になるって言ったっけ。この旅行の時もやってた。
北斎に対しての分析も彼自身の言葉でちゃんと伝えていたし、絵もすごくすごくうまかった。ヨーロッパでスケッチしてたんだけど、道ゆく人がみんな立ち止まって声をかけてた。
4歳の時に北斎の絵に感銘を受けたんだっけ?
彼の才能は、夢を追いかける熱量と持続力だと思いました。感動したよ、ほんとに。
朝は60歳の頃の唯円に教えられ、夜は中学2年生の北斎を愛する龍之介くんに教えられ、夜は睡眠は大事、と大谷翔平に教えられ、珍しく11時に就寝。珍しく本を読みながら寝ると、すぐに寝れました。
やっぱ本だわ、今年は。
双子一家が年末から泊まっていて2日の午前中は一緒に映画に行ったりと(パオパトロール←小型犬に世界が救われる映画!)賑やかでバタバタした年末年始だったんですけど、午後からは打って変わって、私ひとりぼっち正月、で3日もぼっち正月は続き、なんと朝、何年かぶりに8時過ぎに起きました。
そして朝ごはん。
手抜き&栄養なんか考えない好きなものを並べて、テレビはNHK Eテレの「ギョギョッとさかなスター」で、魚の映像とサカナくんの声を聞きながら、優雅に朝食。
コーヒーは一番今気に入ってる「コロンビア ハニーオレンジ」
こんな正月の過ごし方はきっと初めてて、忙しかった年末年始から解放されてほっと一息って感じなんですけど、だんだん年をとって、可能性としてはそれが普通になることもあるんだよなあ、ああ、大変だったわーくらいの正月が懐かしくなる時もくるかもだよなあ、と思ったぼっち正月でした。