布絵本と布おもちゃの部屋
TBSのクレイジージャーニーっていう番組が好きでいつも観てるんですけど、昨日のはかなり衝撃的!
インドネシア「死ぬために生きる民族」トラジャをオカルト研究家の吉田悠軌が訪問。
そこで見たのが先祖の遺体を掘り起こす儀式のマネネ。故人と家族が数年ぶりに対面するセレモニーなんだけど、その故人と家族の距離がすごく近いんです。
言い方は間違ってるかもしれないんですけど、ミイラ化したご家族の遺体を並べて、親戚がわいわいと楽しそうに服を着せ替えたり、顔の埃をとって綺麗にしてあげてる。
お日様の方に向けて抱き上げる。乾燥させることで長持ちさせる、ということらしいです。
愛情をもって大切にまるで生きているかのように。誰も気持ち悪がったり怖がったりしてない。それは小さい頃からのあたり前の風景なので、子どもも楽しそうなんです。
お葬式も年収の40倍かけて、カラフルな音楽フェスのように賑やかで、水牛を10頭捧げ物にして、それを訪問してくれた方に分け合う。
オカルト研究家の吉田さんが、各地を訪問するときいつも聞くのがその土地にある怖い話らしんですけど、ここの住民に聞くと誰1人怖い体験をしたことがないということでした。お化けという存在は知っているけど、死者の存在は彼らにとって怖いものではないので、そういうことを経験したことがない、っていうことらしいです。
MCの松本人志が番組名にちなんで「クレージーやなあ」といい意味で呟くと、吉田さんが「彼からすると私たちがクレージーなんでしょうね」と言ってたように、
お墓からゾンビ化した先祖が出てくるより、ずっと健康的な民族ではないかなあと、色々考えさせられたテレビ番組でした。
ちなみにオカルト。オカルトって書くとちょっと怪しげですけど、元々の意味は「超自然的な 神秘的な」っていう意味。
日記にもよく登場する母子生活支援施設。どんな施設か今ひとつわかってらっしゃらない方に説明しようと色々なサイトをググってみました。
内閣府男女共同参画局の説明は
母子生活支援施設は、配偶者のいない女子又はこれに準ずる事情のある女子及びその者の監護すべき児童を入所させて、これらの者を保護するとともに、これらのものの自立促進のためにその生活を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設とする。(児童福祉法第38条)
それをもとに説明された全母協(全国社会福祉議会 全国母子生活支援施設協議会)の説明。
18歳未満の子どもを養育している母子家庭、または何らかの事情で離婚の届出ができないなど、母子家庭に準じる家庭の女性が、子どもと一緒に利用できる施設です。(特別な事情がある場合、例外的に入所中の子どもが満20歳になるまで利用が可能です)さまざまな事情で入所されたお母さんと子どもに対して、心身と生活を安定するための相談・援助を進めながら、自立を支援しています。
児童福祉法っていつできたんだっけ?って調べたら、昭和22年(1947年)12月12日!明日でできて76年!ちょっとシンクロニシティを感じる。
何度も時代に合わせて改正されていて、母子生活支援施設も、1998年に母子寮からこの名前に変わったらしいです。
というのも、私は今講習に行ってる施設、大学で福祉を学んでた時、大学から見学に行ってるんです。その時は母子寮でした。
時代に合わせて、変化している児童福祉の世界。何が自分にできるのか、模索中。
昨日は恒例の母子生活支援施設での手芸教室でした。
この教室は10年くらいやっていて、私は10年歳をとるけど、入所されてる方は入れ替わるので参加しされる方との年齢は開くばかり。
講習は2時間で、その間に一つの作品を作ってもらうというコンセプトですけど、やはり作ってもらうだけじゃなくてその時間心地のいい楽しい時間じゃなくては意味がなかったりします。次に繋げるためにも。
で、こう年が離れた方とどんな話題で盛り上げれるか。
実はそんなに意識して講習をしたことはなく、なんとなくの流れで結構いつも盛り上がります。いつも楽しい時間なんです。
今回は30くらい年の差のあるママとその中間の年齢の方の職員さんと、BTSの話で盛り上がった。「誰推し?」って感じで。
私はジミンが好きなんだーっていうと、「先生、娘とかぶってるわ」
BTS、やっぱすごい。その若いママは多分どの分野でも話題が重なりそうにないキャラなんだけどBTSで重なった!
そしてら他の方から「ルビーの指輪」が好きなんだよね、って声が。
「おお!寺尾聰!いいよねー」と私。
そしたら思い出はモノクロームって誰の歌だっけ?って声が。
「おお!大瀧詠一の君は天然色ね! 🎵思い出はモノクローム 色をつけてくれ〜」と私歌いました。
「よくそんな昔の歌知ってるね?」っていうと、「父親の影響」っておっしゃってました。
「お父さんと仲がいいんだね」っていうと「うん、母親とはうまくいかないけど」
いろんな風景が垣間見れた母子生活支援施設の講習時間でした。
作品のサコッシュ!しっかり完成。
リビングの生徒さんは本当に長く受講されているので、私の作品が追いつかなくてもう作るものがなかったりします。
でもこの教室には来たい、とおっしゃってくださるありがたい生徒さんが多い。
でも何も作らずお喋りだけに来てもらうわけにもいかない。なので、リクエストくださったらできる範囲で考えます、というふうにしています。
れいこさんとおっしゃるベテランさん生徒さんは、お孫さんのためにたくさん作られたんですが、娘さんが保育士さんでそこでも活用してくださってます。
そこでたくさんのお子さんたちがいっぺんに見て楽しむことができる大きいバージョンの布絵本が作れないか、というリクエストをもらって、とりあえず笠地蔵を3倍で作ってみようかという話に。
でもそれを単純に3倍の土台の布絵本にするのは、立てかけたりするのに難しいんじゃないかなあと色々話していると、教室の他の方も色々提案してくださる。
両側に棒置いて、布をくるくるして展開させる?
屏風みたいな感じで厚手の折りたたみ式の土台にする?
などなど。
さて、どんな作品が出来上がるのか。お楽しみに。
「布絵本」を海外の方に説明する時、どんな英語がピタッとくるのかなかなか悩ましいんですけど、DeepLさん(翻訳サイト)にお聞きするとcloth picture book。
布おもちゃもcloth toy。
まあ、この辺りなんだろうけど、ちゃんとイメージは伝わってるのだろうか、不安だったりします。そもそも布絵本自体メジャーじゃないのでイメージしづらいかもしれません。
日本でも「あ、こんな感じなんですか。そもそも布絵本って知らなかったです」っていう反応が多いです。
で、タイトルの編みぐるみ、
インスタでとてもとても可愛い編みぐるみ作品を見て、英語圏の方だったんですけど、その方のプロフィールを見たときに「amigurumi」っていう文字があったんです。
え?amigurumiって、そのまんま日本語やん、と早速「編みぐるみ 発祥の地」でググってみました。
するとwikiに「編みぐるみがいつから作られていたかは不明。編み物を使用した人形は知育玩具や幼児向けのおもちゃとして古くから作られていたが、日本では1980年代後半にNHK教育番組に取り上げられたことから『あみぐるみ』という名称が一般化した。」らしい。
で、改めてDeepLさんに「編みぐるみ」を聞いてみました。
すると「knitted or crocheted small stuffed animal or anthropomorphic creature」という長い答えが。
まだDeepLさんは「編みぐるみ」を知らないらしい。