布絵本と布おもちゃの部屋
昨日と一昨日と、朝早く最寄りの駅の階段下に高校生数人が募金箱を持って立っていました。
「あしながさんだわ」
あしなが育英会は、親を亡くしたお子さんたちの支援団体です。私はあしながさんの募金を見つけると、必ず募金しようと決めてます。
一昨日はとても寒い朝で、学生服を着た男の子たちが縮こまるように体を丸めて「募金してくれる人はいないだろうなあ」という佇まいで 並んで立っていました。
自分たちの未来を担ってるその募金箱に、お金だけじゃなくて「大丈夫だよ、応援してるよ」というメッセージも一緒に託す。男の子たちは嬉しそうに「ありがとうございました」と大きな声で言ってくれました。
ちょっと話はズレるんですけど、子育ても、ママには「ヘルプじゃなくてシェアだから」と言ってます。助けるより、分け合う。「言葉のあや」かもしれないけれど、助けてもらってると思うより、分け合ってるんだ、社会全体そんな気持ちになった方が、不合理に偏って担ってる人の負担が減っていくんじゃないか、と思うんです。
再び私の大好きなカートヴォネガットの本から(前も書いたけど)
「ぼくたちが生きてるのは、みんなで助け合って今を乗り切るためなんですよ。今がどんなものであろうと関係ないんです。」カート・ヴォネガット『国のない男』
『スラップステック』ーまたはもう孤独じゃない! カート・ヴォネガット
親友の職場でたまった愚痴を聞きに、京都に集合。
御所近くでランチをして、しばらくこの辺りをぶらぶらしようということになりました。
まずは烏丸通を歩く。そして護王神社の壁の絵本に捕まる。
和気清麻呂、教科書で載ってたけど、誰だっけ?鎌倉時代?あー清麻呂のお姉さん、あの時代に孤児院作って身寄りのない子どもだちを育ててたんだー。
と、福祉出身の私たちは軽く心打たれる。道鏡、いたいた、あいつ悪いねんなあ、とか言いながら境内に入る。
境内は七五三の可愛い稚児ちゃんたちで、おばあちゃんである私たちは軽く微笑む。
菅原天満神社を横目で見て、あー、ここで菅原道真公は生まれたのかー、と言いながらブラブラ、そして御所に。
御所には可愛い花がついた木があって、「ん?桜?あったかいから咲いちゃった?」と近づく。名前が書いてあるかなと思ったけどなかったので、Google検索でさがしてみました。出てきたー!おおお、十月桜かあ。(写真を撮ってるのは友)
再びブラブラしてたら、御所の中の神社に。
友と出会ったのは御所の隣の同志社大学で、学生の時よくここを通ったのに全然知らなかったよねえ、と話しながら近くのトイレに。
掃除のゆき届いたとても綺麗なトイレでした。
友が「そいうえば、この辺りですごく可愛いカフェ、見つけたんや!そこへ行こう」
私は羊のケーキを食べました。隣に座っていた海外の方が、自分の食べられた柿のケーキが美味しかったと、精一杯の日本語で、「おすすめ!」と言って立ち去れてました。
ココチカフェを出て再びブラブラしていると、通りに出てたワゴンに友が立ち止まって見始めたので、私も一緒に見てるとエチオピアコーヒーが目に止まりました。
お店の方が出てきてそのコーヒー豆の由来を教えてくださって、とにかくエチオピアの飢餓支援と選ばれた豆、というちょっと曖昧なキーワードで買ってしまいました。
帰ってよく見たら「アンドロメダエチオピアコーヒー」って書いてあって、ピアノサウンドを聴いて焙煎されたコーヒー。
色々ググったら、ちょっとスピリチャルな匂いがする。うーーん、スピリチャル、ちょっと苦手なんですけど、美味しかったらいいや。
また違いを感じたら報告します。
そんなこんなで、地下鉄で京都駅へ。
久しくデパートに行ってないという友と、上の階から伊勢丹を堪能。ああ、昔母とよく来たなあと、ちょっとセンチメンタルになりながら、私はよーじやのゆずの香りのハンドクリームとリップを買いました。
私は琵琶湖線へ、友は逆向きの京都線で、お別れ。
紅葉はまだだったけど、楽しい京都散策の一日でした。
膝丈あたりのスカートをことごとくリユースショップに出しました。
二年前くらいは着てたんだけど、何故か60代に乗った途端、これはないよなあと気持ちが先行する。
この二年の間で、容姿も運動能力もそれほど変化があったわけではないけれど、気持ちが「違うんじゃない?」ってストッパーをかける。
髪型もそうです。もうロングじゃないよなあ。
まあ、年々暑くなってきたのも大きな理由で、結局今年の夏はショートにして大正解だったんですけど。
そこで、この洋服。ちょっとわかりづらいですけど、左がリフォーム前。
一段あったフリルを取りました。
あ、もちろんこれだけでワンピースとして着ていたわけではなく下にパンツをはいていたんだけど、このフリフリは、違うなあ、と思ってちょっと乱暴ですけど、ハサミで切り落としました。
他にもフリルを切り落としたワンピース、ありますね。
他の人の目が気になるわけではないんです。
でもなんでだろう。年齢が勝手に自分に制限をかけちゃうだよなあ。