布絵本と布おもちゃの部屋
去年の9月28日の日記。
友達に誘われて参加したシンポジュウム。
福祉業界の中にポツンと手芸家。
場違いかなあと思いながらもグループ交流で熱く語ってしまいました。
その時の同じグループにいらした伏見区社協の方から「視覚障害の方の手芸教室をしていただけませんか?」というご依頼があり、昨日伏見まで打ち合わせていってきました。
視覚障害協会の代表の方を交えての講習内容の検討。
何を希望されて、どんな時間にしたらいいか。
視覚障害の方の世界を感じながら、作品をお互いに検討していく時間。
楽しかったですし、とても勉強になった。
そして何よりも嬉しかったのが、お互い、その時間をただ作るという時間だけじゃなく、なかなか外に出られないご高齢の視覚障害の方のための大切な時間をいかに楽しいものにするか、つまりそこには私のテーマである居場所つくりのための手芸、という思いが共通にあったということなんです。
今までは2時間借りているお部屋で、1時間で作業を終えて帰るということが多々おありだったようですけど、作り終わった後コーヒーでも飲みながらおしゃべりするのも楽しいですよね、という話になってきてます。
終わったあとでなくても、途中休憩でもいいかも。
とにかく教室っていうよりサロンみたいな場所にしたいなあ。
伏見、実は遠い昔住んでたんです。
「伏見青年の家」今は青少年活動センターに名前が変わり、新しく建った区役所の上にありました。
酒蔵の道を懐かしく歩きました。
椿を探して街を歩いてると、?っていう花を見つけるんですよね。
これは、どっち?
そう、サザンカと椿はよく似てます。
見分け方は、サザンカは花びらが散る、椿は花ごと落ちる。
ああ、これはサザンカだな、と思った時、よくある童謡を思い出します。
その歌は「たきび」
🎵かきねのかきねのまがりかど
たきびだ たきびだ おちばたき
あーたろうか、あたろうよ
きたかぜ ぴいぷう ふいてくる🎵
この後、2番にさざんかが出てきます。
🎵サザンカ、サザンカ、さいたみち〜
この歌、思い出深い曲なんです。
小学一年の小学校の合唱祭?の時、私、この曲でピアノ伴奏をしたんです。
怖いもの知らずの小学一年生、ピアノを習いたてで決して上手じゃなかったけれど、習ってるっ人と先生に聞かれて、スッと手をあげてしまった。
母はかなり焦ったそうです。
大舞台でとちるんじゃないかって。
無事に弾き終わったんですけど、それ以降の学年はもうちゃんと上手な人が合唱の伴奏のピアノを弾いてました。
私は習っても習ってもピアノは上達しなかったです。
なので、この歌はいろんな思いがあって大好きなんですけど、もうこの歌のような光景は日本ではありえないなあと、ちょっと寂しかったりしますね。
久しぶりに自分のために絵本を買いました。
我慢できずに、ぬいぐるみも買ってしまった。
いいんだ、今後の勉強にもなるし。
この絵本、前から知ってる有名な絵本だけど、なぜか今まで買ってなかったんです。
カエル、こんなにかわいいのに。
1972年の本なんです。
だから、少し内容が今っぽくない、かもしれないです。
例えば、水着を着たガマくんをみんなが笑ったり。
今の絵本を読み慣れてたら、大丈夫だろうかとちょっと不安になるんです。
案の定、Amazonの感想にも「ちょっと価値観が合わない」っていうのがありました。
でも、ふたりはなかよし。
何か大きな出来事があるわけでなく、季節の中の日常の中で、カエルくんとガマくんは、やっぱり仲良し。
目的地がない場合、天気の良い日の散歩は旧中山道がらみが基本です。
好きなんです、この道。
平家の面々も(私は清盛嫡男、重盛ファン)義経も、頼朝も、通ったんだよなあ、と、色々想像しながら歩くんです。
前から気になっていたのが、源内塚。
頼朝が13歳の時の時、平治の乱で敗れてはぐれて一騎で守山に入った時、源内兵衛真弘らに首をとらせそうになったところ、頼朝が名刀「髭切り」で源内を両断。
村人は源内を哀れんで作ったのがこの首塚。
真ん中にある丸い石は「伺い石」と言って、願い事が叶うそうなので、友達のお孫さんのことをお祈りしました。
そうそう、ぶらっとさんで一緒にチクチクしている女性の方は、京都からここまでご家族で歩いたんですって。
守山は京都から江戸を結ぶ街道の、一番初めの宿だそうです。
江戸の人がどんな感じでここまで歩いたか、体感しようという感じで。
もちろん道は整備されてないからもっと大変だったでしょうけど。
朝、7時半に京都三条に行き、夜7時過ぎに守山宿という付近にたどり着いた、という話。
もうヘトヘトで、守山宿まではなんとか気力が持ったんだけど、その後自宅までの15分が地獄でした、ということです。
私もやってみようかなあ。