布絵本と布おもちゃの部屋
昨日、「季節のタペストリー」の12ヶ月のキットをご購入してくださって、完成させた方から電話がありました。
この方は前からよく電話をくださる方で、夏に「他の作品のカタログなんかがあったら嬉しいんですけど。実は私はネットができないです」って笑いながらおっしゃってました。
12ヶ月タペストリーを作るのがとても楽しかったから、もっと何かないですか?というお問合せだったんです。
今キットを作ってる「ブレーメンの音楽隊」と「万年カレンダー」ができたらそれも一緒にカタログにして送ろうと思っていたのが、秋からサボりすぎて全然できなくって、だけど頼まれてたカタログのことはいつも気になってました。
それでクリスマスを利用して、クリスマスカードを送ってその旨をお知らせしようと、カードを送ったお礼のお電話でした。
この方とは多分同じ年代でとても可愛らしい声の方で、話がいつも弾むんです。そんな話の中
「北海道にいらっしゃることはないですよね?いらっしゃったらぜひ寄ってください」って、言って下さいました。
あ、そういえば、北海道には、ながーくながーく作品を作ってくださって、夏はハスカップのゼリー、冬はジャガイモを送ってくださる礼子さんがいらっしゃる“!!!
初めの本が出た時から、ずっと私のキットを作ってくださってる方です。
ついこの間は「大きなカブ」を作ってくださったばかりです。
多分70代後半の方かなあ。お知り合いのお孫さんや、バイトで知り合った北大生の女の子たちがママになった時、私の布絵本を作って贈ってあげられてるんです。
この方に一度お会いしたい!!!
その時、北海道とその方と、後親友のりさちゃんがリンクした!
「行くかもです!その時はお会いしましょう!」と言って電話を切りました。
社交辞令かもしれないですけど、私は行くぞ!来年のちょっと楽しい目標ができました。
息子が双子の子どもたちにプレゼントを用意してるんですけど、サンタさんからのプレゼントということだからバレないようにうちに大きな段ボールが届きました。
双子に気づかれないように、こっそりイブまでに持って帰るらしいです。
クリスマスプレゼントは一年のまとめ的な感じでいつもより高価なものを選んでいて、親としては朝起きた時、子どもたちの驚く顔、喜ぶ顔が見たいんですよね。
そんなことを考えながらインスタを見ていたら、広告で「クリスマスと誕生日に絵本を贈るプロジェクト」のNPO団体のクラウドファンディングが流れてきました。
クラファンはもう目標額に達成してましたけど、ああ、そういうクリスマスを迎える子どももいるんだなあって改めて思いました。
そして違う記事で、日本人は寄付をしない、寄付文化が根付いてない国だっていうのを読みました。143国中、138番目。
その理由として小さい時の体験、寄付教育が足りないんじゃないかっていうのがありました。
https://globe.asahi.com/article/14849493
その記事を読みながら、クリスマスこそ、そんなことを子どもたちと話しながら、プレゼントの値段を半分にして、半分は寄付しようっていうのも素敵なんじゃないかなあと、ふと思いました。
昨日は大津市市社協の方と、これから自分がどう関われるか、色々相談に乗っていただきました。
3人の方と、1時間半くらい。具体的な試みがサクサク出てきて、来年度の風景が見えてきました。
そこの根底には意外にも20年間、ゆっくりとサイドで培ってきた布おもちゃを通してのボランティア的な活動が役にたってました。
途中息子の病気で辞めてしまった、多機能高齢者施設での手作り教室。友達の施設で月2回作ってもらってたのが10年くらい前。
認知症の方も、片手麻痺の方も、女性の方は全て参加してくださって、作り上げて、その作品を愛おしそうに抱きしめてらした暖かい記憶。
それが大きな自信になっているんだなあ。
なんでもやってみるもんだなあ。
母子生活支援施設での講習内容は、いつも頭を悩ませてます。
年に3回の講習だけれど、10年もするとネタが切れるし(退所されてる方も多いから、今は2周目くらいかなあ)あまり縫ものが得意じゃない方が多いから簡単で2時間で完成できるものを考えなくっちゃいけない、と思っていたんですけど、最近ちょっとした変化が!
前はカットした布をボンドで貼るっていう作業をしてもらっていたのを、ここのところ2回、縫ってもらってます。ボンドだから参加してたって方もいらっしゃるから、その辺りは参加しづらくなったかもしれないけれど、最終的に縫った方が持ちがいいのも事実で、「せんせー、前のぶっ壊れたわー」っていう感想のいただていたし。
参加される方がある程度固定してきたせいか、縫い物重視にしてから、みなさん確実に腕を上げられた。というか、参加の後、同じ作品を数点作られる方が出てきた!
それをお友達に上げたりされるうちに、「ハンドメイドマルシェ」出出してみたら、というお声がかかったらしい!
まずはせんせーに許可をもらって、ってことでご相談いただいたんですけど、もちろんもちろんオッケー!
嬉しい嬉しい嬉しい。
実はこの方、手芸教室は大好きなんですけど、参加され始めた時は「せんせー、やってやって」というちょっと甘えたさんだったんです。その方が靴下ぬいぐるみから覚醒されて1日1個作られるようになった!
そしてサコッシュもこうして教室が終わった後も作って、写真を送ってくれる。
最近居場所作りのいろんな講演会とか拝聴すると、人との関わりはゴールの見えない果てしない時間だったりするのを改めて実感するんだけど、こうして小さくても関わりの中で嬉しいことを届けてくれると、続けてきたことに少し自信が持てたりして、昨日はとても嬉しかったんです。