布絵本と布おもちゃの部屋
いつも双子がわたしの部屋にやってきて、ペーパークラフトで車を作ってくれとせがむんですけど、これがなかなか大変でちょー簡単なものでも一つ2時間は平気でかかったりします。
で、双子だから4時間。頑張って雑に作っても3時間はかかる。結構汗かきべそかき大変な時間。その間双子が喋りかけたり、危ない遊びをしたりするから集中できない。
それより簡単につくれるものはないか?
ちょうど机にミシンが出ていたので、「布で車作ろうぜ!」ということで双子快諾。スポーツカーが欲しいらしい。
紙にイメージをわたしが書いてみる。そこでここはもっとこうして、とかああして、とか意見を聞いて、型紙完成。
布の上にマジックテ印を描く。それをミシンの針の下に置いて、双子1人づつ、ボタンを押してもらう。
直線なので、布の角が来そうになタイミングで「ボタン押して」と合図。
本体が出来上がりました!
タイヤはわたしが作って車の出来上がり。
まだまだミシンの仕組みは半わかりみたいだけど、そのうち縫う楽しさを知ってもらえると嬉しいなあ。
部屋、ちょっと荒れてます。寝転んでる息子(孫たちのとーちゃん)が入っちゃった。
今年で四年目になるかなあ。
インスタで出会った方が、クリスマスに小児病棟のお子さんたちに手作りプレゼントをされているのを知って微力ながら私も参加させてもらってるんです。
小児病棟・・・。
20年くらい前、私の友達のお子さんが白血病で入院していて、数回病棟に手作りおもちゃ講習をボランティアでしてた事がありました。
夏の暑い日、ちょうど明日が講習という時、山口からこちらに戻る途中の京都駅でお子さんた亡くなったというメールを受け取りました。
講習ができなかった。。。それからその病院の手作り講習も止まってしまった。
その想いがずっと燻っていた時、小児病棟のクリスマスプレゼントの企画を知りました。
だから細々でも続けたいんです。
ミニ布絵本が5冊出来上がってます。あと11月29日まで腕時計を10個作る予定。
昨日と一昨日と、朝早く最寄りの駅の階段下に高校生数人が募金箱を持って立っていました。
「あしながさんだわ」
あしなが育英会は、親を亡くしたお子さんたちの支援団体です。私はあしながさんの募金を見つけると、必ず募金しようと決めてます。
一昨日はとても寒い朝で、学生服を着た男の子たちが縮こまるように体を丸めて「募金してくれる人はいないだろうなあ」という佇まいで 並んで立っていました。
自分たちの未来を担ってるその募金箱に、お金だけじゃなくて「大丈夫だよ、応援してるよ」というメッセージも一緒に託す。男の子たちは嬉しそうに「ありがとうございました」と大きな声で言ってくれました。
ちょっと話はズレるんですけど、子育ても、ママには「ヘルプじゃなくてシェアだから」と言ってます。助けるより、分け合う。「言葉のあや」かもしれないけれど、助けてもらってると思うより、分け合ってるんだ、社会全体そんな気持ちになった方が、不合理に偏って担ってる人の負担が減っていくんじゃないか、と思うんです。
再び私の大好きなカートヴォネガットの本から(前も書いたけど)
「ぼくたちが生きてるのは、みんなで助け合って今を乗り切るためなんですよ。今がどんなものであろうと関係ないんです。」カート・ヴォネガット『国のない男』
『スラップステック』ーまたはもう孤独じゃない! カート・ヴォネガット