布絵本と布おもちゃの部屋
大津市社協さんでボランティア登録をしての初めてのご依頼は、びわこ学園医療福祉センターの方からです。
びわこ学園さんは、重い障害を持ってらっしゃる方の施設です。
今回は楽しむための手芸ということでご依頼を受けました。
私は遠い昔の学生時代、京都の亀岡にある花の木学園というところで毎週日曜日、ボランティアに行ってました。
グループの名前は「にらめっこワッペングループ」私が行っていた部屋はタケノコ部屋。
重い障害を抱えたお子さんたちの部屋。
毎月1回ボランティアが企画できる「取り組み」という時間がありました。目的?目標のテーマは「笑顔を引き出す」
感触や匂いや音、5感の全てを使って感じてもらう楽しいことを考える、ということですね。
「笑ってくれた!」と喜んでいたら、「あ、それは笑ってるんじゃなくってひきつってるんですよ」と言われたことをとてをよく覚えています。
2月の節分に、豆を5歳の男の子の前で降らすようにしたら、まるで夢を見るような顔で笑っていたのもよく覚えてます。
彼は視力が低かったのだけど、光を感じることができる子でした。
35年前?のことが今とつながったんだなあ。
というか、ずっと自分が学んできたこととやってきたことを繋げたかったんです。
明日びわこ学園さんに行ってきます。
10月にも違う依頼が来てます。
24人の80歳以上の方と、縫い合う時間。
さあああて、何を一緒に作ろうか。
ワクワクしてます。
息子が「子どもたち(双子)がラジコンカーを欲しがってるんだけど、あんな高いもんは誕生日かクリスマスかしか買ってあげられないよ」って言ってるんだけど、なかなか納得してくれなくって。もしかしたらゆっこちゃんなら(双子はそう呼んでる、いや呼ばしている)作ってくれるかも」
といういつもの、おもちゃなら私が解決するだろうという丸投げをされてから2週間。
YouTubeでダンボールで一から作れるのも載ってたけど、流石にこれは時間がかかりそうなので、ネットで安い組み立てのラジコンカーを探しました。
最終割引で一つ780円、海外からやってくる代物。
1週間かけて届いた木製枠外しの組み立てラジコンカーは、開けた途端、海外の香りがしました。
一枚の説明書には中国語が一面に!
何枚かの写真と、要点を押さえた日本語がちらほら。
「作れないわー、流石にこれは作れない」
なにしろ、普通の組み立ておもちゃじゃないんだもん!
ラジコンカー!動線をつなぎ合わせて、とかしなくっちゃいけないんだもん!
と丸投げした息子に恨み節を呟きながら説明書を見てると、上にQRコードが見えました。
読み込むと作り方動画があって、「おお」と思って流すと。
これも中国語だわー。
しかし双子の喜ぶ顔が見たい、と動画に沿って作ってみると、意外に作れる!
全然作れる、中国語だけど、楽勝で作れる。
そして完成!
電池を入れると、動くじゃん!!!
嬉しかったです、いつもよりまして。
私の動画も言葉がわからない方がちゃんと作れてるのかなあ、といろいろと考えさせられたラジコンカー作り。
昨日の夜誕生日のお祝いに夜来てくれる双子たちに、午後から全ての時間を使って2つラジコンカーを作る私、
「いったい今日は誰のお祝いだ?」と笑いながら、彼らがくるまでラジコンカーで遊びました。